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本日の名場面

【PHOTO日記】ウクライナから避難中の方々に勝利を届けたかった一戦

 

戦禍に見舞われているウクライナから日田市や別府市へと避難してきた方々にJリーグ観戦を楽しんでいただこうと、避難者7名と支援者8名の計15名を昭和電工ドーム大分へと招待した、J2第14節の大宮戦。

試合前には束の間ではあるが、下平隆宏監督やピッチ内アップを終えた選手たちと交流する機会も持ってもらえた。

試合後に下平監督は「戦争でつらい目に遭っている方々にも力を届けられる存在になれるよう、われわれはサッカーというかたちで表現しなくてはならない。そういう存在にもっともっとなっていかなくてはならないと、逆にわれわれも感じるところがあった」と、むしろ力をもらった側面もあるとコメント。

観戦した方々からは以下の談話をいただいた。

■別府に避難しているドネツク出身20代男性
「とても綺麗なスタジアムでトリニータのサポーターとともに、ライブでの試合の熱気を感じることができました。
故郷であるドネツクにはシャフタール・ドネツクというヨーロッパでも有名なサッカーチームがあり、平和な時に家族でサッカー観戦したことを思い出しました。
今回はご招待いただき本当にありがとうございました」

■日田市に避難しているジトーミル出身30代女性
「初めてサッカーの試合を見ました。素晴らしくて、楽しかったです」

■日田市に避難しているジトーミル出身10代男性
「サッカーが大好き。勝って欲しかった。引き分けは残念だったけど、サッカーが見れて楽しかった」

一日も早く、ウクライナに、そして世界に、平和という日常が戻ることを願ってやまない。