【PHOTO日記】“タイの神童”が練習参加中。オールアウトも元気にこなす
3日から、タイリーグ1部・チョンブリFC所属のMF、ウォラチト・カニッシーバンペン(愛称・イム)が練習参加している。1997年生まれの20歳で、チョンブリのアカデミー育ち。早くからポテンシャルの片鱗を現し、タイでは“神童”と呼ばれていた。U-19タイ代表ではキャプテンも務めたほか、現在はU-23代表の一員として母国の期待を背負うホープだ。
5日は、大分のメンバーに混じって元気にオールアウトもこなした。さすがにいつものトレーニングよりハードだったようだが、大丈夫だと白い歯を見せた。「みんな親切にしてくれるし、これからどんどん良くなっていくはず」。
個で打開するというよりは、周囲と連係しながら攻めるプレースタイル。10代の頃、神戸に練習参加したほか、一昨年はFC東京に、また昨年12月にはJリーグ主催のトライアウトにも参加していたという。「日本のポゼッションサッカーにフィットできると思う。Jリーグでプレーしてみたい」とアピールした。
アジアの提携国枠の選手がトリニータに練習参加するのは初めてのこと。西山哲平強化部長は「まだ獲得するかどうかはわからないが、彼はタイでの注目度が非常に高く、トリニータの公式サイトへもタイからのアクセスが増えている。獲得するとすれば、もちろん戦力として計算してのことだが、それ以外にも、たとえば彼をウチで育ててタイに返すときに、トリニータの育成力をアピールすることが出来るかもしれない」と話す。
練習参加は9日まで。現在は選手寮に滞在し、常田克人が送迎役を買って出ているようだ。