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今節の見どころ

前節の課題も克服し、練度を向上させつつ勝点を積み上げる

 

勝点2を取りこぼした感の残った前節・愛媛戦を振り返り、その課題をきちんと修正すべく確認して前進を続けるチーム。今節はアウェイで、監督交代後3戦目となる水戸に挑む。

 

前節の反省を前向きに今後に繋げる

週の立ち上げの朝、前節の愛媛戦についてのフィードバックでは、課題として特に終盤のゲームコントロールの部分が取り上げられたようだ。少し不可解に感じられたPK判定の後、勢いづいた相手を抑えることが出来ずに追いつかれてしまった流れについて、監督や選手たちからさまざまな考察がなされた。交代で途中からピッチに入ったメンバーも含め、試合展開や状況に応じた共通意識を徹底することも必要とされる。
 
ただ、そういう課題も残す一方で、全体の試合内容に関しては、前々節よりさらにチームスタイルの浸透が進んでいる手応えも感じられた。特に前半は立ち位置で先手を取り、相手にはカウンターチャンスしか与えなかった。ここでの課題は、優勢に進めていた前半の得点が、シュート6本のうち長沢駿の1点のみだったこと。決定機での精度アップを目指して、今週も先週に続き、トレーニングではフィニッシュ部分に重点が置かれた。
 
前節の後半、相手が戦い方を変えてきた際の対応についても、フィードバックを踏まえて選手間でコミュニケーションを図っているようだ。こういう課題克服の積み上げが、チームの成熟度を高めていくことになる。前節の悔しさは残るが、それも糧にして前へ進みたいと選手たちは口を揃える。まずは今節の水戸戦で、その意志を結果に繋げたい。
 

監督交代後、クリーンシートで2連勝の水戸

水戸は5月4日、昨季から指揮を執る濱崎芳己監督の解任を発表。今季は開幕戦でいわきに勝利したあと、第2節から4連敗、第6節からは5連続引き分け、第11節の山口戦で10試合ぶりに白星を挙げたがその後に2連敗。J3降格圏へと沈んでいた。
 
後任には森直樹ディベロップメントコーチが内部昇格。直後の前々節・熊本戦に2-0、前節・山形戦に1-0とクリーンシートで連勝している。ホームでの熊本戦は強風の影響を受けつつ、風上に立った後半にハイプレスで相手を封じ、黒川淳史と落合陸の得点で勝利。前節のアウェイ山形戦では相手を押し込みCKの流れから先制点を挙げると、そのまま逃げ切って今季初の連勝を遂げた。
 
特筆すべきは熊本戦で18本、山形戦で17本というシュート数の多さだ。インテンシティー高く前への勢いを醸すチームには、津久見市生まれで佐伯S-PLAY出身の安藤瑞季、ガーナ人の父と日本人の母を持つ寺沼星文の屈強な2トップや、推進力のあるアタッカーが顔を並べる。
 
そのように強度の高いチームだが、大分は大分らしい強度を醸して渡り合う。前節の引き分けを上向きのベクトルに繋げていくためにも、やるべきことを明確にして貫きながら戦いたい。
 

試合に向けての監督・選手コメント

■片野坂知宏監督
 
水戸は監督が代わったが特別変わったことをしてくるような感じではない。監督交代後、無失点で2連勝していて、みんながハードワークして堅い守備をしている。ただ、それはどのチームもそうだと思うし、われわれもそういう堅守をしたい。どう点を取っていくか、防いでいくかというところ。90分しっかり勝てるゲームが出来るよう、交代選手を含めて考えたい。
 
水戸は攻守の切り替え、特に守備から攻撃のカウンターも強みにしているし、セットプレーでも得点している。前線のタレントとサイドのタレントのうち誰が出てくるかというのによって変わってくるところもある。こちらは前線の愛媛戦の前半のような展開を、アウェイでも表現したいのと、90分の戦い方をしっかりマネジメントして、勝点3を取りたい。
 
■GK 32 濵田太郎
 
少し前までシュートまで行けず得点力不足に陥る試合が続いていたのだが、甲府戦あたりから、練習で出来ている形を試合でも出せるようになってきている。チームとして攻撃の部分が良くなっていると感じる。いい形で得点が生まれ、今季初の連勝が出来たりした成功体験が、さらなる改善に繋がっている。最近は失点しているが、得点のほうは徐々によくなっている。
 
水戸の2トップの2人は体格がよくパワーもあり、クロスボールなども増えてくると予想できる。その2人をどう抑えるかということと、セットプレーも含めイージーな失点をしないようにしたい。そうやって無失点に抑えていれば(長沢)駿くんたち前線が点を取ってくれると思うので、集中して守備にあたりたい。
 
■FW 11 渡邉新太
 
前節の愛媛戦の前半はすごく感触がよかったし、PKから流れが変わって結果は追いつかれて引き分けに終わったが、後半も個人的には怖いシーンを作られた感じはなかった。あとはゲームの進め方が問題だったと思う。こちらが前からプレスに行くことでスペースも空くが、最後のところで守り切れれば問題ないと思っている。
 
以前よりしっかり繋ごうという意識が出てきたので、ゲームの中でしっかりコミュニケーションを取りながら上手くやれている。水戸戦は、どちらがボールを握って自分たちの時間を増やせるかが分かれ目になる。いまはチームとして手ごたえがあるので、主導権を握って、愛媛戦の前半のような展開で追加点が取れれば理想的。暑くなってきたが、ハイプレスで走るのはまだまだ大丈夫。まだ走れる。

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