勝点2差の熊本を追っての九州ダービー。強い気持ちで前半戦の雪辱を
天皇杯3回戦・G大阪戦から中2日。前節・栃木戦の悔しいドローも教訓に、今節のチームは熊本との九州ダービーに臨む。
復帰と離脱。今節のメンバーとフォーメーションは
リーグ前節の栃木戦から先発メンバー全員を入れ替えた天皇杯3回戦・G大阪戦。今節はそこから中2日のアウェイ熊本戦だ。
天皇杯G大阪戦は、敗れはしたが一体感をもってアグレッシブな姿勢を表現できており、またロッカールームでも気持ちを高め合う雰囲気を作っていたとのことで、下平隆宏監督も評価していた。その中から今節、絡んでくるメンバーが現れるか否か。
また、長らく戦線を離脱していた増山朝陽、野嶽惇也、エドゥアルド・ネットが復帰したことは好材料。一方で、ペレイラと羽田健人の負傷が相次いで公式から発表され、今節のメンバーとフォーメーションが気になるところだ。ポジションによっては連戦を強いられるメンバーも出てくるかもしれないが、コンディションを整えて頑張ってもらいたい。
スタイルを貫きながら4連続ドロー中の熊本
熊本も鳥栖との天皇杯3回戦から中2日。3-2で敗れはしたが、特徴的なポゼッションスタイルを表現して好ゲームを繰り広げた。先発メンバーはリーグ前節の水戸戦から2人を入れ替えたのみ。もとより大木武監督は連戦でもあまり戦力を入れ替えない傾向にあるが、今節のチョイスはどうなるか。
リーグ戦では第19節・甲府戦を1-1、第20節・秋田戦を2-2、第21節・町田戦を1-1、前節の水戸戦を0-0と4戦連続で引き分け。プレー精度に課題が出て勝ちきれていない印象だが、混戦のタフなリーグ戦でしぶとく勝点1ずつを積んでいるとも言える。
おそらく今節も“大木サッカー”を貫いてくる熊本に対し、ここまでフレキシブルに多彩な戦い方を積み上げてきた大分が、どのような戦法を採用するか。前回対戦と同じ轍を踏むわけにはいかない。勝点2差の相手に勝利すれば順位も入れ替わる。大分からも多くのサポーターが後押しに向かうに違いないアウェイの地で、前半戦のリベンジを遂げ、今節こそ白星をつかみたい。