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今節の見どころ

4シーズンぶりの熊本とのダービー。その独特のスタイルに飲まれるな

 

互いにカテゴリーの昇降格を経験しての、4年ぶりの再会。ライバル熊本は“大木サッカー”をものにしてJ2へと帰ってきた。そのスピード感や流動性に巻き込まれずに、大分らしさを体現することが勝利へのカギだ。

 

今季2度目の1週間の準備期間

11連戦に続き9連戦も終え、今節からはルヴァンカップと天皇杯を合わせての7連戦。その前にチームは、今季2度目の1週間の準備期間を得た。
 
前節のアウェイ山形戦から試合当日のうちに大分に戻り、翌日から2日間のオフ。オフ明けの11日は4月6日以来で報道陣へと練習が公開された。週の立ち上げということもあって、フィジカルトレーニングで体を起こした後、パス&コントロールやポゼッションなどチームスタイルの強化につながる基礎的なメニュー。特にパス&コントロールに関しては、通常はコーチが担当しているところを下平隆宏監督が直々に細かく指導していた。
 
下平監督はこの1週間を「守備の締め直しとビルドアップのところの意識統一」に充て、チームの基盤を強化すると話す。「いちばんは、J1に戻ってJ1でしっかり戦えるチームを作ること。ただ上がるだけでなく、上がった先も考えているので、目先の1試合を勝つためにあれこれ小手先を使うよりは、土台がちゃんとあって積み上がっていった上にJ1昇格があって、その先に定着する力がついてくる」。目下大混戦となっているJ2を勝ち上がるために、ベースアップの重要性を説いた。
 
いまだ負傷者が多く、戦力が限られた状態が続いているのは気掛かりだが、高畑奎汰や弓場将輝がルヴァンカップで存在感を示したところからリーグ戦の出場機会を増やしたように、この7連戦でも、これまであまり試合に絡めていなかった戦力のアピールに期待したい。
 

横浜FCを止め琉球に敗れる熊本の難しさ

7連戦のスタートを飾るのは九州ダービー。ライバル熊本とは4年ぶりの再会だ。この4年のあいだに、大分はJ1昇格とJ2降格、熊本はJ3降格とJ2昇格を経験。大分は片野坂知宏前監督のポゼッションスタイルでJ1を戦い、足りないものを浮き彫りにして今季からは下平監督がその後を受け継いだ。熊本は大木武監督がその独特のサッカースタイルを浸透させ、就任3シーズン目をJ2で迎えている。
 
熊本はここまで5勝5分5敗の勝点20で現在14位。9位の大分とは勝点わずか2差だ。大木監督の攻撃志向の強い流動的なパスサッカーは熊本でも健在で、年々、細部は変化しつつコンセプトは貫かれているように見える。
 
その一言で言えば“クセの強い”スタイルとの相性なのか、ここまでの戦いぶりを見ても勝ったり負けたりと、乱気流のような戦績だ。前々節には無敗で首位を独走していた横浜FCを1-0で下してついに土をつけたかと思えば、前節は最下位の琉球に0-2で敗れている。
 
攻撃回数もシュート数も多いが、被攻撃回数と被シュート数も多い。その勢いに飲まれてしまえば前節の山形戦のように相手のペースで試合が進んでしまう可能性もある。下平監督は「好きなことをやらせたら好きなふうにやっちゃうチームなので、『対策』というふうに考えると難しい気がする」と警戒し、自分たちの主導の下にゲームを進めることがポイントになると話した。
 
4シーズンぶりの、九州の青赤対決。試合前日は一日中降り続いた雨も、当日には上がり天候は回復しそうだ。13日夕刻時点の予報では試合時刻あたりの気温は20℃超、湿度は60%前後となる模様。タフな試合を勝ち切って、7連戦に弾みをつけたい。
 

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