4年ぶりのフクアリで強い千葉に挑む9連戦の7戦目。メンバーはどうなる
メリハリある守備からひとたび攻撃のスイッチが入れば質の高い攻撃を繰り出してくる千葉。こちらも負けずに強度を醸しつつ決定機を仕留めて勝利を目指す。
中2日でのアウェイ戦でメンバー構成は
前節の栃木戦では、カウンター対応の課題は克服して無失点に抑えたものの、決定機を仕留めきれず無得点。勝点1を得るにとどまった。第10節・岩手戦、第11節・金沢戦、第12節・栃木戦と心身に疲労を感じるような試合が続いた中で、今節は前節のナイトゲームから中2日でのアウェイでのデーゲーム。9連戦の7戦目とあって疲労も蓄積してくる頃だ。
金沢戦と栃木戦の間に開催されたルヴァンカップ第5節・鹿島戦の出場メンバーがいい働きぶりをアピールしたこと、また複数の負傷者が復帰しコンディションを上げていることもあり、下平隆宏監督はこれまでのルヴァンカップメンバーから何人かをリーグ戦で起用する可能性も示唆した。対千葉のゲームプランの中で、誰がどういう時間帯にどういう存在感をきらめかせるのかが楽しみだ。
尹晶煥監督3年目、質の高い戦力が揃う千葉
千葉との対戦も4年ぶり。過去には頻繁に指揮官が交代し、サッカーのスタイルも多彩に変わってきたが、つねにクオリティーと強度の高い戦力が揃っているチームだ。今季は尹晶煥監督3年目のシーズン。3バックシステムでサイドがポイントとなるストロングなスタイルを築いてきた。
前から行くときと構えるときのメリハリの効いた、オーガナイズされた守備はここまで10失点と堅い。前節の山口戦も、前半は相手にボールを動かされる時間が長くなった中、いい形ではシュートを打たせず、逆に攻撃のスイッチが入った瞬間に力強くゴールに迫って2点を先行した。後半は前からの圧を強め、スペースが生まれた中で個の力量の高さを引き出すかたちへと持ち込んで、そのまま2-0で勝利。流れからなかなか得点できず、チーム得点ランク首位はセットプレーで得点を挙げたCBの新井一耀という状態が続いていたが、山口戦では両シャドーが得点を奪い、第2節・琉球戦以来の複数得点に沸いた。田口泰士や高木俊幸らクオリティーの高い選手が顔を並べ、攻撃へと切り替わってからは多彩な形を見せる。2014年から1年半、大分でプレーした風間宏矢ともひさしぶりの対戦。福満隆貴は2012年から3シーズン、ヴェルスパ大分で活躍した。
アウェイ感満載となるフクアリで、持てる力を発揮できるか。得点機を逃さず、リーグ戦3試合ぶりの勝利を収めたい。
試合に向けての選手コメント
■GK 1 高木駿
千葉には知っている選手も多く、ハードワークしてくるチームで、上手い選手もたくさんいる。フクアリは理想のサッカースタジアム。ギュッと詰め込まれた感じで、スタンドが近く圧がすごい。屋根がしっかりあって閉ざされた場所という雰囲気もすごくいい。ああいうところでサッカーをしていると、サッカー選手っていいなあという感じがすごくする。在籍したチームのスタジアムでやると、自然とモチベーションも上がるし、また成長した姿を見せようという気持ちになるので個人的に楽しみにしている。