ホームでの初勝利後、敵地3連戦へ。まずはルヴァンの桜狩りから
明治安田J2第6節・琉球戦での待望の今季初勝利から中2日。チームは11連戦の9戦目、アウェイでルヴァンカップ第3節・C大阪戦に臨む。
見込まれるターンオーバー。ネットの出場は?
11連戦も9戦目。ホームゲームや九州ダービーの続いたこれまでとは一転、ここからは大阪、仙台、東京というアウェイ3連戦となる。
負傷していた渡邉新太や松本怜が琉球戦で戦線復帰したことは明るい材料だが、蓄積疲労や軽めのコンディション不良も含めると離脱者は入れ替わり立ち替わりといった模様で、下平隆宏監督は「こちらが提示してやりたいものというよりは、現状元気な選手ありきのシステムになる」と、厳しい台所事情に合わせて戦っていることを明かす。リーグ戦とはターンオーバーしながら戦ってきたルヴァンカップ、今節もリーグ戦で出場機会の乏しかったメンバー中心の布陣が予想される。
15日に合流したサムエルについてはコンディション的に時間がかかるという話だったが、予定を早めて17日に大分入りしたエドゥアルド・ネットの調子も気になるところ。一試合でも早く計算できる状態になってもらいたい現状、ルヴァンカップでのベンチ入りはあるのかないのか。
リーグ戦のメンバーが出てくるかもしれないC大阪
C大阪もこれまではリーグ戦とターンオーバーしてルヴァンカップを戦っており、大分関係者にとっては為田大貴や清水圭介との対戦も楽しみなポイント。ただ、今節についてはリーグ戦から1週間のブランクがあり、選手たちの試合勘などを考慮して、リーグ戦のメンバーを起用してくる可能性も考えられる。
そうなれば西尾隆矢がU-21代表活動でチームを離れており、帰ってきたマテイ・ヨニッチの今季初出場もあり得る。15日に合流したドリブラー、ジェアン・パトリッキも、このタイミングで初起用されるかもしれない。清武弘嗣は残念ながら負傷離脱中だが、昨季までJ1で対戦してきた華々しい面々が揃う相手は、個々の力量も高く経験も豊富だ。
大分としては、ホーム3連戦のラストで待望の今季初勝利を遂げ、ここから上昇気流に乗りたいタイミング。相手はルヴァンカップ2連勝中と好調だが、こちらもG大阪と鹿島から勝点1ずつを得ている。臆せず躍動感をもってプレーすることで勝機を見出したい。