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今節の見どころ

ポヤトス監督合流後の徳島と初対戦。予選突破を目指し勝点3を

 

今季すでに2回対戦している徳島だが、ダニエル・ポヤトス監督合流後は初めて。新外国籍選手も加入して、これまでとは違ったゲームになるか。

 

Bグループは3チームが1枠を争う展開に

3日深夜、クラブからトップチーム選手1名がPCR検査陽性判定との発表があったが、4日午前には他の選手とスタッフ全員のPCR検査結果が陰性であることが判明。Jリーグのプロトコルに準じ、当該選手1名と濃厚接触者2名を除いてチーム活動を継続し、5日のYBCルヴァンカップGS第5節H徳島戦も予定どおり開催されることとなった。
 
直近の公式戦以降に自主的なPCR検査で陽性判定該当者が出たため、徳島戦開始3.5時間前にJリーグ新型コロナウイルス感染症対応オンサイト検査が実施される。ここで陽性判定となればただちに医療機関を受診することが義務付けられているため、出場メンバーはこの検査後にあらためて確定するという流れだ。
 
チームは2日に行われたJ1第12節H清水戦に1-0で勝利して、連敗を「7」でストップ。今季初の無失点でホーム初勝利を挙げ、反撃の狼煙を上げた。その勝利は、ターンオーバーして戦ったルヴァンカップ前節の神戸戦での好感触にも支えられている。これまでリーグ戦での出場機会が少なかったメンバーや今季加入選手たちが狙いを合わせて戦い、戦力が底上げされていることを証明した。
 
その試合で得た勝点1が、Bグループ予選突破への望みをつなぐ。すでにグループ首位のFC東京がプレーオフステージ進出を決めており、もう1枠を勝点4で並ぶ神戸、徳島、大分がグループステージ残り2節で争う状況。大分は今節が徳島、最終節はFC東京との対戦で、予選突破を勝ち取るために、今節はなんとしても勝点3を得たい。
 

ポヤトス監督と新外国籍選手が加わった徳島

徳島との対戦は今季3回目。リーグ開幕戦はホームで1-1のドロー、ルヴァンカップGS第3節はアウェイで1-0の勝利。ただし、いずれも今季就任したダニエル・ポヤトス監督が新型コロナウイルス禍の影響で来日できておらず、甲本偉嗣ヘッドコーチが指揮を執っていた。今節は新指揮官との初対戦となる。
 
ポヤトス監督は4月17日のJ1第10節H鹿島戦からテクニカルエリアに立った。初陣には0-1で敗れたが、ルヴァンカップGS第3節A神戸戦には1-0で初勝利。そこから中2日でのアウェイ連戦となったJ1第11節A柏戦には1-5と大敗し、次のルヴァンカップ第4節はFC東京と1-1で引き分けている。
 
新指揮官の戦いぶりを評価するには時期尚早という感じだが、昨季まで徳島を率いた同じスペイン出身のリカルド・ロドリゲス監督の築いたチームスタイルからどのような変化を遂げるのかが興味深いところ。指揮官と同時期に合流したクリスティアン・バトッキオやカカら新外国籍選手も早速出場しており、そのフィットも含めて選手層は厚くなっている。
 
徳島でも新型コロナウイルス感染者が急増しており、4日には県が国に対して「まん延防止等重点措置」の適用を要請する方針を固めたと報じられた。全国的に緊張を強いられる日が続いているが、Jリーグの定めるプロトコルに則り、万全の対策を講じて、スポーツエンターテイメントの場は安心して楽しめるものでありたい。
 
とにかく、感染した選手の早期回復とともに、一日も早いコロナ禍の収束を願うばかりだ。
 

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