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今節の見どころ

リーグ開幕から中2日でのルヴァンカップ開幕戦。まだ見ぬ新戦力登場はあるか

 

2月27日のJ1リーグ開幕・徳島戦から中2日、今度はYBCルヴァンカップが開幕する。昨季は新型コロナウイルス禍の影響でコンパクトな大会方式となったが、今季は過密日程ながら従来のレギュレーションでグループステージ6試合からの予選突破を目指す。初戦の相手は神戸だ。

 

日程的にはこちらが有利な条件だが…

J1開幕の徳島戦から中2日。ホーム連戦とはいえタフなスケジュールだ。相手はアウェイからの移動があり、リーグ開幕戦が17時キックオフだったことから、日程的にはこちらが有利に思えるが、神戸はもとより選手層が厚いので、どれだけアドバンテージと出来るかはわからない。
 
今季初の公式戦となった徳島戦では、3-4-2-1を基本形に守備時に4-4-2となる可変システムでの新戦術でスタートしたが、徳島に上手く対応され不発に。飲水タイムを境に5バックでの守備に戻し、ハーフタイムにさらに修正を加えて後半は盛り返したが、ルヴァンカップでもその可変システムを採用するか否か。
 
神戸はJ1開幕・G大阪戦に4-4-2のフォーメーションで臨んだが、最終ラインからのビルドアップ時には右SBが参加して3バック気味になっていた。G大阪のハイプレスを引き込む狙いもあったと思われるが、大分がどういう守備をするかによって、ここも変わってきそうだ。
 

過去にもルヴァンカップで若手が躍動してきた神戸

昨季までの主力が大幅に入れ替わり、連係面の向上や戦術浸透では積み上げ直しが必要となった中、リーグ開幕戦では坂圭祐、井上健太、渡邉新太の3人の新戦力が先発し、まさにその3人が得点に絡む狙いどおりの働きを見せた。
 
そこから中2日、さらに敵地でのリーグ第2節まで中3日ということもあり、メンバーの入れ替えは必至だと思われる。片野坂知宏監督の「いる選手で戦わなくてはならない」という言葉からは負傷者やコンディションが上がらないメンバーもいることがうかがえるが、こちらとしてはまだ見ぬ新加入選手のパフォーマンスを早く見てみたい思いもつのる。
 
神戸も西大伍やダンクレー、小川慶治朗らが移籍し、アンドレス・イニエスタも長期離脱中で戦力の入れ替わりがあったが、井上潮音の獲得、増山朝陽の復帰など、旬なプレーヤーが加わった。もとより神戸は過去のルヴァンカップにおいても安井拓也や初瀬亮ら若手が躍動し、スーパースターきらめくリーグ戦とは一味違う組織サッカーを披露してきた。
 
リーグ開幕では藤本憲明が前半で交代し、セルジ・サンペールと増山が67分で交代、安井や田中順也、ドウグラスといったベンチスタートのメンバーも体力は使い切っていない。メンバー外だった選手も加え、どういう選手起用となるか。
 
トリニータに在籍したことはないが大分市明野出身の三浦淳寛監督も、今季は始動からチームを作り戦術を浸透させている。対大分での出方、片野坂監督との駆け引きにも注目したい。

 

試合に向けての監督コメント

リーグに続き、ルヴァンカップ開幕もホームで迎えることが出来る。徳島戦から中2日で試合をしなくてはならないので、本当にタイトなスケジュール。徳島戦に出たメンバーがどれだけリカバリーして回復してくれるか。出なかった選手の中にもいい準備をしてくれているメンバーがいる。
 
今季でJ1に上がって3年目だが、これまでの2年でルヴァンカップは予選を突破していないので、予選突破のためにもホームでの3試合は勝点を取らなくてはならない。そういったゲームが出来るよう切り替えて、フレッシュなメンバー、準備できているメンバーを考えたい。

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