頂点はウェリントンか。威力満点の神戸に臆することなく対峙せよ
4月1度目の3連戦の2戦目。チームは10日、ルヴァンカップ第3節A神戸戦に臨む。
ルヴァンカップは2戦とも4-3-3の神戸
負傷離脱していたメンバーも徐々に復帰し、コンディションを上げてきた。リハビリ中の選手の復帰を待ちながら、4月は2度の連戦を乗り越えなくてはならない。10日はルヴァンカップ第3節A神戸戦。チームはリーグ戦とターンオーバーしながら、このタフなスケジュールを総力戦で戦っている。
6日の明治安田J1第6節A札幌戦では、三平和司が今季初出場、星雄次が今季初先発。同第5節H広島戦で途中出場した三竿雄斗もメンバー入りしており、対戦相手や試合状況に応じて戦力を使い分ける選択肢も広がってきたようだ。
神戸もリーグ戦とルヴァンカップで戦力を入れ替えて戦っている。リーグ戦ではVIP(ビジャ、イニエスタ、ポドルスキ)と呼ばれるビッグネームが躍動しているが、ルヴァンカップのメンバーもなかなかに豪華なのがさすが神戸だ。リーグ戦ではいきなり開幕戦でゼロトップを披露し、4-2-3-1、4-4-2、4-3-3とシステムを使い分けているリージョ監督だが、ルヴァンカップのここまでの2試合は4-3-3で戦っている。
2試合とも頂点にはウェリントンが君臨しており、それだけで威力は満点だ。新監督の選手起用は興味深く、那須大亮のアンカーや、名古屋戦とC大阪戦で小川慶治朗と田中順也の左右を入れ替えている点などが気になるところ。
大分の三平も神戸のセルジ・サンペールも6日のリーグ戦に先発出場しているので、今回はさんぺー対戦はなさそうだ。小林成豪が出場すれば古巣戦。神戸の控えGKには吉丸絢梓が入りそうなので、再会が楽しみだ。
練習後の監督・選手コメント
■片野坂知宏監督
古傷の具合がよくなくて、別メニュー調整をした選手もいたが、もう一度直前まで確認して起用するかどうか決めたい。連戦だが、コンディションやパフォーマンスを見極め、戦える集団になれるように戦力をチョイスしたい。
神戸は誰が出てくるかによるが、強力な外国籍選手がいる。個人能力が高く、特に前線の選手は警戒しなくてはならない。しっかりと状況を見極めながらチームとして対応したい。相手は4バックで来ると思うが、中を使うか外から行くかなど、状況判断して使い分けたい。
■MF 8 丸谷拓也
神戸は強力な選手がたくさんいて個々のレベルが高い。その中で自分たちのサッカーが表現できるかどうかが大事になってくる。それがしっかりできれば勝点を取れると思う。具体的には相手にしっかりと揺さぶりをかけること。相手は4バックシステムだと思うので、サイドを使って崩していきたい。
守備ではプレスバックや、中盤でアンカーのところをどうケアするかが大事になってくる。今日のトレーニングでは戦術を確認し、課題も出たが手応えのあった部分もある。ルヴァンカップはアピールの場でもあるので、リーグ戦へつなげたい。みんなモチベーション高く取り組めている。