TORITENトリテン

特別なコンテンツを貴方に

トリテンでは、ここでしか見られないとっておきのクラブコンテンツを提供いたします。試合では見ることのできない選手の素顔、ゲーム解説、特別インタビューなど盛りだくさんの内容です。是非ご利用ください!

有料コンテンツのご紹介
今節の見どころ

戦術浸透度とその遂行のクオリティーのせめぎ合いとなるか

 

総力戦で臨む5連戦の3戦目。明治安田J1第3節、チームはアウェイで磐田と対戦する。前節の松本戦で飾れなかった今季ホーム初勝利を、ミッドウィークに行われたルヴァンカップ第1節HC大阪戦で遂げ、今度はアウェイ連戦だ。

 

総力戦、今季初出場の戦力は?

 
前節の松本戦は完璧なまでの“大分封じ”に遭い、シュート数わずか1というショッキングなスタッツへと追いやられ敗れた。昨季は積み重ねの中で引いた相手を崩すこともできるようになっていたのだが、今季はまた選手が入れ替わったことで、再度確認しなおす必要もあったようだ。松本戦後、選手たちは自分たちの攻撃が単調になっていたこと、もっと相手を動かすアクションを仕掛けなくてはならなかったことなどを話し合ったという。
 
松本戦から中3日で行われたルヴァンカップ第1節HC大阪戦は、先発メンバーを全員入れ替えて臨んだ。今季公式戦初出場、初先発の選手が顔を並べ、小島亨介と長谷川雄志はプロデビューも果たして、そのこと自体が大きな収穫となった。相手が厳しくプレッシャーをかけてこなかったこともあったが、新しいメンバーもチーム戦術にトライし、攻撃の形を作ることが出来ていた。さらには先制されながら粘り強く戦い、90分から逆転勝利を収めるという劇的な展開もものにした。
 
それから中2日で迎える今節のアウェイ磐田戦を終えると、さらに中3日でルヴァンカップのアウェイ名古屋線が控えている。単純に考えれば、この5連戦は基本的に「リーグ戦組」と「ルヴァンカップ組」でターンオーバーすることが予想されるが、対相手戦術や組み合わせによってもメンバーに若干の変更はあり得る。現在は負傷離脱していた戦力も合流しており、彼らの戦線復帰も期待したい。
 

新たな戦術を浸透中の磐田

 
昨季は不調に喘ぎ、残留争いの末にJ1・J2入れ替え戦にまでもつれ込んだ磐田だが、入れ替え戦では東京Vを相手にJ1の実力を見せつけるように上回り、残留を果たした。ストーブリーグでの動きは少なく、今季も継続したメンバーで戦っているが、戦術的には4-2-3-1で偽SBでのビルドアップなど、新たな試みを取り入れている。
 
もとより力量の高い選手が多く、大久保嘉人や川又堅碁ら強力なFW陣と、左右からアグレッシブに仕掛けてくるアダイウトンとロドリゲスの両SHは脅威だ。彼らの活躍をお膳立てしたり絡んだりする山田大記も厄介で、さらに中村俊輔が出てくればますます流動性が高まってマークが難しくなる。
 
磐田に移籍後初の対戦となる松本昌也との再会は楽しみだ。今季は右SBで偽SB戦術の体現者となりビルドアップに関わっている。アラバロールのキーマンとして高い戦術理解力を評価されての起用だろう。
 
互いに空いたスペースを見つけながらせめぎ合う展開になるのではないか。どちらが主導権を握って試合を運ぶかは蓋を開けてみなくてはわからないが、特徴的なビルドアップに関してはこちらにも、これまで積み上げてきた自負と実績がある。戦術浸透度とその遂行のクオリティーの競い合いが予想される。
 

練習後の監督・選手コメント

 
■片野坂知宏監督
 
磐田も連戦でターンオーバーしていたし、リーグ戦は同じようなメンバーで来るのではないかと思うが、向こうはホーム連戦で、移動もあり、コンディション的にはこちらのほうがちょっと不利かもしれない。磐田がどういう形で来るか、ゲーム中にも変えてくるのでそれを見極めながら戦う。主導権を握って戦いたい。
 
磐田は昨季残留争いをしたことで危機感をもってやっているような感じを受ける。経験値の高いクオリティーの高い選手もいるし、外国籍選手や川又選手は攻撃力・迫力がある。
 
■MF 32 前田凌佑
 
磐田は流動的に動いてくるので、こちらも迷わないようにピッチの中でしっかり声を掛け合いながらプレーしたい。
 
個人的に前節の松本戦で不甲斐ないプレーをしてしまったので、今節出場したらそれを取り返す意味でもいいプレーをして勝ちたい。松本戦はこちらの攻撃が単調になって回しているだけになってしまった。外だけでなく中も行けるぞというところを見せて相手を動かさなくては難しい。それを松本戦後に選手間で話し合ったのでもうバッチリ。相手に良さを消されても臨機応変にこちらも対応できるはず。
 
■FW 9 後藤優介
 
頭を使える選手が多いので、今季は昨季よりも早い段階でチームの完成度が高まっている。攻撃の形を作るところまではいいところまで行けていて、あとは最後の精度を高めるだけ。個人的には13年にJ1で戦ったときよりも、自分の中では余裕ができている。あの頃は必死でボールを追いかけるだけで大変だったのを覚えている。守備ばかりしていたイメージだった。
 
磐田に関しては、外国籍選手がドリブルや仕掛けのところで迫力があり、頑張れる選手が多いイメージ。前に強い守備をしてくるので、それを逆に利用して裏を取れるようにできればと思う。ヤマハスタジアムはJ2での磐田戦で先発したとき、観客が近く新鮮な感じがした。
 

特別なコンテンツを貴方に

トリテンでは、ここでしか見られないとっておきのクラブコンテンツを提供いたします。試合では見ることのできない選手の素顔、ゲーム解説、特別インタビューなど盛りだくさんの内容です。是非ご利用ください!

有料コンテンツのご紹介