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今節の見どころ

チームの成長を示すとき。今度こそ徳島から勝点を奪う

 

25日に開催される明治安田J2第30節H徳島戦。新戦力が躍動中の相手だが、こちらも前回対戦とは戦い方を変えて臨む今節、今度こそ勝点をつかみ取りたい。

 

前回とは異なる形で臨む今節

 
かつては相性のいい相手だった徳島だが、現在は4連敗中。特にリカルド・ロドリゲス監督体制になってからは勝点を挙げることができていない。
 
昨季第41節のアウェイでの対戦では、ベストバウトと呼ぶにふさわしい内容ながら、決定機を逃すうちに失点して敗れ、J1昇格の可能性を断たれた。今季第21節は、徳島がまさかの5-3-2システムでスタート。持ち前のアグレッシブなハイプレスを封印し、スペースを消して大分のサイド攻撃を抑えながら中盤の強さを生かした戦い方でこちらの裏をかいた。
 
その試合で2度の警告を受け後半開始早々に退場となった丸谷拓也は、「学ばせてもらった」と振り返る。右CBで先発しシュートブロックの際にハンドでPKによる先制点を献上した責任を感じ、システム変更してボランチに上がったとき、相手の流動的な中盤を食い止めようとしたことが、深追いになってしまった。
 
シシーニョと岩尾憲が軸となる徳島の中盤は、その卓抜したサッカーセンスと技術に支えられて高いクオリティーを誇る。その対応に翻弄され後手に回ると勝負のパスを入れられて一気にピンチだ。ただ、こちらも前回対戦とは異なるシステムで結果を出している。前節の東京V戦もミラーゲームにおいて、息詰まる頭脳戦を繰り広げた。オプションを増やし状況判断の幅も広げたチームが、今節、自分たちの成長を示すことができるか。
 

新戦術と新戦力が噛み合っている徳島

 
昨季は最終節までJ1昇格争いに絡み続け、リカルド・ロドリゲス体制2年目の今季はその成熟と結実を期待されたが、渡大生や馬渡和彰らの流出も影響し、なかなか波に乗り切れない状態が続いていた。現在、12勝5分12敗の暫定10位と、まだまだ巻き返しの必要な位置にいる。
 
大分との前回対戦直前に守備の要・大崎玲央が神戸へと移籍したのをはじめ、今夏は山崎凌吾が湘南へ、大本祐槻が長崎へ。さらには島屋八徳も鳥栖に引き抜かれた。相次ぐ主力の流出は大きな痛手と思われたが、強力な攻撃陣の補強も行い、それが前回の大分戦以降のシステム変更とあいまって、早速結果に結びついている。
 
前々節の山形戦で4得点を挙げたバラルもさることながら、Jリーグでの経験豊富なピーター・ウタカの迫力は脅威だ。怪我から復帰した杉本太郎も好調そう。中盤からのパスをいい形で受けさせると、決定的な仕事を許してしまうことになるだろう。
 
ただ、今節の徳島はディスアドバンテージを背負っての臨戦だ。18日に前節H山形戦(5◯1)を戦い、台風12号の影響で延期となっていた第26節A岡山戦(2●1)を22日にこなしたあと、中2日でのアウェイ連戦。しかもまたも台風20号が徳島を直撃し、短い準備期間でどの程度の調整ができたのかが気になるところだ。もともと地力のあるチームだけに、さほど影響されずに乗り切るとも考えられる。
 
ハイ・インテンシティー、ハイ・インテリジェンスなゲームが期待される今節。ホームで意地を見せたい。
 

練習後の監督・選手コメント

 
■片野坂知宏監督
 
22日、徳島は岡山戦で敗れはしたが、決定機も作れていたし、うちとも難しい試合になると思う。相手はメンバーは変わっているが、戦い方は同じ。今週は徳島戦に向けて、攻守における状況判断と相手との駆け引きで上回ることを意識づけした。相手のスキを突き、つねに先手を取って試合を進めたい。
 
徳島は個々の質の高いチームだが、中でも外国籍選手のクオリティーと決定力がいちばん厄介。スタートからでも途中からの出場でも脅威になる。中盤の岩尾とシシーニョもボールを持てる選手。いいパスを出すので、しっかりケアしておかなくてはならない。
 
■MF 33 丸谷拓也
 
(前回対戦で退場したことについて)相手の中盤も流動的に動いていてつかみづらかった。2列目から走られてシュートまで持ち込まれた場面もあったが、声をかけて修正できたところもあったと思う。チームとしても勝てていなかったし、よくない雰囲気を断ち切りたいという思いがあり、途中からボランチにしてもらったので自分らしく動けるかなと、立ち上がりにガツンと行きたいなと思ってやってしまった。学ばせてもらった。
 
(3ボランチの役割について)攻守両面で全員とつながれるように意識しながらやっている。どこにでも顔を出してパスコースを作る。そのためには運動量も必要。自分がどれだけチームを助けられるか。そういうポジションだと思う。3ボランチの3枚が全員とつながれれば攻撃にも厚みが出る。
 
■MF 32 前田凌佑
 
相手は連戦でメンバーが読みづらいが、誰が出てきたとしても相手の立ち位置を見ながらスキを突いていきたい。
 
個人的な好調の要因は走れているところ。今節もチームでいちばん走るという強い気持ちで戦う。毎試合1回はシュートチャンスがあるので、そろそろゴールも決めたい。
 

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