勝利へのカギ
必要なのは昨季までからの“脱皮”。意識の切り替えとその共通理解を
痛恨の取りこぼしを振り返る中で、野村直輝はその原因を深く掘り下げて考えようとしていた。試合後に梅崎司とも話をしたという。野村がだいぶ以前から懸念していたこととも関わりのある内容だった。 「誰に矢印を向けるわけでもないし、自分たちに矢印を向けすぎても微妙だし」 その言葉は率直な本音だと思う。課題を解決していくために、まずはフラットな視点で現状を認識しなくてはならない。誰かを責めるのではなく、そのときどきの状況を分析することで、改善策も見えてくるはずだ。・・・