【インタビュー】FW 18 伊佐耕平「コロナ禍の中で、あらためて強く感じたものがあった」
全体練習が再開され、中断期間中からさまざまに試行錯誤しながらSNSを介して発信を続けてきた伊佐耕平も元気にトレーニングに取り組んでいる。一方で、個人的にはじめたスポンサーさまへの訪問も継続していくという。そんな現在の心中を聞いた。
いまからでも全然行けるという感じ
——ようやく練習再開されましたが、いかがですか。
楽しいですよ、めちゃめちゃ。
——ボールタッチなどに中断の影響は感じますか。
僕はそんなに技術で勝負しているタイプではないのであんまり気にならないです。過去に大きな怪我を何度もしていて、半年ほどサッカーをしていない時期がこれまでにも何度もあったので、特に体がどうなるというのはなくて、いまからでも全然行けるという感じです。
——ご自宅ではなかなかフィジカルトレーニングも出来なかったのでは。
そうですね。筋トレが出来なかったのでちょっと体が小さくなりました。でもそれも1ヶ月くらいだし、動きには特に問題ないです。
——先日送っていただいた「おうち時間」動画、脱いだ上半身がすごいことになってましたね。
あの動画ではだいぶ力を入れてたんで(笑)。まだちょっと絞りたいんですけどね。結構、試行錯誤しながら、ここ1年間くらいかけて体を作ってきました。
——いまも卵や鶏のせせりを食べているんですか。
せせりは、いまは食べてないです。嫁さんがしっかり食事を管理してくれるので、任せています。
気合いを入れてスポンサーさま全部回ります
——この中断期間、SNSを介していろんな試みをされましたね。
はい。暇というのはあまり好きじゃないですけど、時間があったので。特に何かをしたいと思ったわけでもないんですが、出来ることがあればと考えながらやってきました。
——個人的に「1人スポンサー様訪問」もはじめられていて。
栃木SCの瀬川和樹さんがやっている「1人スポンサーパーティー」を見て、あ、すごいなと思って真似しました。瀬川さんは何十キロも走って企業さまを訪ねているみたいで、でも僕は車ですけど(笑)。
——すぐに行動に移すところがすごいですね。
見た人は多分、僕と同じ感情を持つと思ったので、すぐにやりました。
——行くだけ行って声もかけずに帰っちゃうっていう…。
そうですね、気づいて出てきてくださった企業さまもあるんですけど、ほとんどは僕が勝手に写真を撮って帰ってくる感じです。声をかけてしまうと、この時期にやるにあたってどうかなということも考えて、なるべく人と会わないことが大事かなと。
——サッカーが出来ないいま、それでもスポンサーさまへの感謝を表現したいと。
はい。日頃から感謝しているんですけど、僕自身もコロナ禍の中で、あらためて強く感じたものがあったんです。この状況になって、サッカーが出来ていたことはすごく幸せだったんだなと思いました。
——全体練習再開されましたけど、これからも訪問は続けるんですか。
もちろんです。ものすごい数のスポンサーさまが支援してくださっているので、気合いを入れて全部回ります。
相手のレベルが高ければ高いほど燃える
——今後、夏からリスタートで過密日程が予想されます。どういうところに気をつけていきたいですか。
連戦なので、怪我人を出さないことがいちばんです。そのためには、過剰に追い込み過ぎないほうがいいのか…でも、難しいところですね。
——目標を立てづらい状況かと思いますが、立てるとしたら個人的には。
昨季J1でほとんどなんにもしていないので、今季は制度的にも降格がなくなったぶん思い切ってチャレンジできるかなと。個人的に結果を出して、ちょっと名前を売りたいなと思っています。
——結果とは、やはり得点ですか。
そうですね。J1で10得点すれば一気に有名人になると思うので。そこだけですね。
——昨季はリハビリ期間も長かったですが、外から見ていて対戦相手のDFはいかがでしたか。
うちのやっているサッカーがすごくよかったので特に難しそうには見えなかったんですけど、やっている人たちの話を聞くと相当レベルが高いみたいなので、そこは自分でも実際にやってみて、という感じですね。
——伊佐選手のプレースタイルで、相手の力量ってどのくらい影響するものなんでしょうか。
同じくらいのレベルではやれると思います。相手に合わせるところもあるので。相手のレベルが高ければ高いほど燃えるタイプです。
トリニータのスポンサーさまを訪問する伊佐選手のインスタグラムはこちら!
https://www.instagram.com/isakoooooo/