【インタビュー】DF 5 鈴木義宜「違うかたちで何か出来ればいいなと」
2月25日から練習が非公開となり、現在は終わりの見えぬ活動休止状態に入っているチーム。キャプテンの鈴木義宜も、選手発信で何か出来ることはないかと考えてくれている様子だ。近況を含め話を聞いた。
これをいい機会と捉えて英語の勉強も
——まずはこの状況をどのように捉えているか率直にお聞かせください。
仕方ないかなというのがいちばんです。この状況になってしまったので…。僕たち以外にも制限がかかって仕事できない人たちもいると思うし、サッカーだけじゃなくていろんな業界で苦しい人たちがいると思うので、そこで僕たちは違うかたちで、そういう方々のために何か出来ればいいなと思っています。
——いま毎日、どんなふうに過ごしていますか。
午前中は体幹とか筋トレを、ほぼ自重ですけどやって、最近はちょっと走りに行ったり。あと、いま英語の勉強をしています。これをいい機会と捉えて、英語を勉強することを習慣化させようかと思って。
難しいと思ったら難しくなっちゃう
——普段から細やかにコンディション管理していますが、この終わりの見えなさは苦しくないですか。
まあ、そうですね、やっぱりどこかで。筋トレとかしていても、苦しいときは目標があったりすれば頑張れるんですけど、こういう状況では最後の頑張りが出にくくなっているなと、自分でも思いながらやっています。でも難しいと思ったら難しくなっちゃうので、本当にその1日1日を大事にやっていくしかないですね。
——このチームのサッカーはスタイルを土台に相手を想定して戦い方を決めていく。だから試合がないと試合勘がどうなるのかなと思っているのですが。
試合勘だったりというのは、いまのところ、リーグ再開が決まってから1ヶ月くらいは準備期間を作りたいとリーグのほうも言ってくれているので、そこに関してはあまり意識していません。どのチームもスタートは一緒だし、そこは言い訳にはならないかなと思います。
——いままで積み上げてきたものがあるから大丈夫だろうと監督もおっしゃっていました。選手としても。
そうですね。体のところで言えばゼロからだとは思いますけど、戦術は頭の部分なので、もう一回復習すればまた蘇ってくると思います。問題ないです。
もうこの際、全員に取材したら?
——SNSで積極的に発信しようとなさっていますが、やはりファンサービスのためですか。
はい。折角そういう手段があるわけだし、こうやって会えない期間が長いので、どういうことをしているかみんな知りたいと思って。あまり出し過ぎずちょっと見せくらいで(笑)。
もうこの際、全員に取材したらいいじゃないですか。
——出来たらいいですけど、取材が苦手な選手もいるでしょう。
得意不得意はもちろんあると思いますけど、こんな状況なので。選手の負担がどうこうとかも言いますけど、これだけ時間があって負担とかは、そんなにないから。大丈夫です。
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というわけで、義宜キャプテンはチームをリードして何らかのファンサービス企画を考えている模様。トリテンがバックアップして近日中に発表できるよう準備を進めています。どうぞお楽しみに!