【アカデミー通信】“大分ブランド”育成をサポートする「しらしんけんクラブ」スタート!
24日、「しらしんけんクラブ」の発足が発表された。
参照:大分トリニータアカデミーサポート「しらしんけんクラブ」会員募集開始のお知らせ
西川周作や清武弘嗣ら現A代表メンバーをはじめ、各年代別代表や、明治安田J1以下各クラブで活躍するプレーヤーを多数輩出してきた大分アカデミーの実績は、Jリーグファンの間で“信頼の大分ブランド”と呼ばれるほど。
今季トップチームにも、小手川宏基、岸田翔平、後藤優介をはじめとする10名の生え抜きが所属。その中には、現在開催中のU-20W杯で戦うU-20代表チームの主将・坂井大将も名を連ねる。
21日に開催された明治安田J2第15節A町田戦では、大分と町田の両チーム合わせて7名のアカデミーOBがメンバー入りし、うち5名がピッチに立った。
こうした実績を重ねてきた育成型クラブとして、いまはさらなる強化を図りたい段階。
「海外遠征を通じ、サッカーのみならぬ異文化に触れて世界を経験させることも必要ですし、練習環境の整備や食育での体づくりなども充実させたいと思ってきました。ただ、予算の問題で実現できなかったんです」と、神川基アカデミーダイレクターは明かす。
現場スタッフの意見を聞きながら、より魅力的な育成環境を整えたい。そんなクラブの思いが形となり、アカデミーの活動サポートに特化した支援組織として「しらしんけんクラブ」がスタートした。今後の拡充が期待される。
24日午後には、アカデミーのコーチングスタッフ全員が、25日から大分でスタートするナショナルトレセンのシミュレーションに参加。選手役を務めながら、新たな刺激を得た。「指導する側にも、現状に満足することなく情熱をもって学び続ける姿勢を求めたい」と神川アカデミーダイレクター。
将来、トップチームや日本代表で活躍するプレーヤーを育てるために、コーチングスタッフもますます意識を高めている。