【PHOTO日記】あのときの悔しさを忘れない。覚悟を胸に、FINAL STAGEへ。
1年でのJ2復帰を誓って迎えた2016シーズン。現在、5試合を残して2位につけるチームの、首位・栃木との勝ち点差は5。第24節の直接対決で勝利し突き放した3位・鹿児島には再び勝ち点で並ばれ、同じく昇格を狙う長野、富山が追ってくる。
昨季、J2に残留しようと満身創痍で戦ったにもかかわらず、大きなうねりに抗いきれないように、トリニータは陥落した。目の前で大宮の優勝と磐田の昇格を見届け、町田との入れ替え戦で容赦ない明暗を突きつけられた。
シーズン終了後、さまざまな選択肢のなかで迷い、もう一度自分たちの力でトリニータをあるべき場所に戻すと誓った選手たち。降格の悔しさと責任、昇格への覚悟を胸に深く刻み、それぞれがそれぞれに成長を遂げてきた。
目標達成へと予断を許さない状況で、いま、チームはもうひと回り強くなることを求められている。「自分にプレッシャーをかける意味も込めて」と背番号10を背負うことにした松本昌也。「そんなに簡単には出ていけない」とチームに残ることを選んだ松本怜。生活そのものを改善し、戦術面もより深く考えてプレーするようになった伊佐耕平。昨季からの出場経験を生かし、鉄壁のディフェンスリーダーへと成長した鈴木義宜。今季移籍してきた選手たちも、各々に期すところあっての選択だったはずだ。自身初のJ3というカテゴリーで、山岸智は主将として、つねに細やかにチームを牽引してきた。
守護神・修行智仁は前節、長野戦に敗れたあと「試されている気がする」と厳しい表情で現実を噛み締めた。
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そんな彼らの思いをサポーターのみなさんと共有するために、クラブは「2016 OITA TRINITA FINAL STAGE 特設サイト」を開設いたしました。
今季ここまでの戦いでチームが積み上げてきたものを振り返りながら、最後まで上昇曲線を描き続けるために、どうかみなさまのさらなる応援をお願いいたします。
スタジアムで、あなたの声が力になる。最高の瞬間を分かち合いましょう。