DF 34 藤原優大「もっと怖がらずに前に出るというところを合わせていきたい」

——またアディショナルタイムに耐えきれずに追いつかれてしまった。課題は。
下がりすぎてしまった。ペレイラが入ってきたしクロスにもある程度対応しようということだったと思う。ヒョン(キム・ヒョンウ)があれを全部追うのはやっぱり厳しくて、どうしても相手に後ろから運ばれてしまうので、あそこでもう1枚、(屋敷)優成なり(池田)廉くんなりを前に出したかった。出せるタイミングもあったのだが、チームとしてそういった共通認識がなく、「これ出ていいのかな…?」みたいな感じだったので、出るときと出ないときがあったりしていた。やっぱりそういうところを合わせたいし、僕たちもこのプランで守りきれなかったら、結構あとあと厳しくなると思う。あそこまで引いてしまったらもう運というか、やられる確率は半分くらいになって、事故も起きる。だからやっぱりあそこまで入らせないことが大事。だからそこはもう一回、合わせていく。
——以前の取材でも押し込まれたときにどうやって押し上げるかという話をしていた。
それが今日も結局、下がるところまで下がってしまって、そこで対応するしかなかった。みんなの意思が合っていなかった。僕は前に出したいけど、入ってきた選手は前に出ていいのかな、後ろからの指示もないしという感じでやっていて、みんなどうするかわからないのでとりあえず下がってしまう感じになった。やっぱりもっと前に出していきたい。
確かにファビアン・ゴンザレスのところが起点になっていたのだが、そのあと何かあったかと言われたらそういうわけでもない。だからもっと怖がらずに前に出るというところを合わせていきたい。もうちょっと詰めたほうがいい。
——先発はオリオラ・サンデーだったのでプレスもあまり来なかった。
そうですね。おそらくそういうプランでやってきたのではないかと思う。僕らに持たせたかったのかと。でも僕たちも今週、ボールの動かし方を練習して、後ろに(野嶽)惇也くんが入り、動かせるメンバーだったので、それが上手くハマった。前半は特に動かしのときの立ち位置もよかったし、誰がどう出てくるかというのも結構みんな見えていた。相手がプレスをかけてきたときにもうちょっと落ち着きたいというのはあるが、自分たちからボールを引き出して前進することは出来ていたし、動かしの部分は次に繋がると思うので続けていきたい。
——監督がピッチ内にリーダーが欲しいという話をしていて、藤原選手の名も挙げていたが。
3枚の真ん中でプレーしていて、リーダーシップを取ってやらなくてはならない立場であることも、自分でわかっている。自分がもっと自由に動かせる力があればいいのだが、まずはチーム全員で意識を合わせた中で、自分が後ろから指示を出すイメージならという感じ。
