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闘う言葉

【記者会見・総括】片野坂知宏監督「まだまだ自分たちの力のなさを今日は感じた」

 

アウェイのNACK5スタジアムまで、たくさんの大分のサポーターに来ていただき、最後まで力強く応援していただいた。その応援に対し、残念ながら勝点1というかたちになったことが、まず率直に悔しい。藤枝戦もそうだし、今日の大宮戦も、アディショナルタイムに失点し、勝点3取らなくてはならないところを勝点1にしてしまっている。こういう戦いをしているとやはり苦しい状況になるし、今季、われわれが目標としているものを掴み取ることは非常に困難になると感じている。こういうゲームを勝点3に持っていける力強さが必要。交代選手を含めてチームとして最後まで勝ちにこだわれるゲームが出来るよう、残りのゲームを選手とともに準備して、次こそは勝点3を取れるように戦っていきたい。

大宮さんは前線の選手を含めて攻撃力やクオリティーのある選手が、交代選手を含めて強度が落ちないので、対応するのは大変だったと思う。そういう中、自分たちが攻撃のところで準備してきたゲームメイク、そして得点を狙うところのチャンスメイクを含め、選手はよくトライしてくれた。セットプレーで得点できたことも、準備してきたことを選手がしっかりと合わせてやれたこと、そしてひさしぶりに複数得点できたことは評価できる。

ただ、2失点したほかにPKも与えてしまい、濵田太郎のビッグセーブで助けてもらったのだが、最後に追いつかれて、本当に悔しい勝点1になった。そのあたりの当事者である選手たちの粘り強さであったり、以前にも言ったことがあるのだが、交代選手のパワーやチームの勝利に貢献することであったり、まだまだ自分たちの力のなさを、今日は感じた。

11人だけで90分は戦えないし、90分の中で選手をどうマネジメントして送り出していくかというところも、自分の中でしっかりと反省して、本当にチームのために貢献してくれる、戦える選手をトレーニングの中から選んで、次はホームでまた強い徳島さんをしっかりと迎え撃ち、次こそ勝点3を取れるようやっていきたい。