闘う言葉
【記者会見・総括】片野坂知宏監督「選手の頑張りと集中の結果、勝点3というご褒美をいただいた」

3月の末にもかかわらずすごく寒い中、大分のファン、サポーターが愛媛まで足を運んで最後まで一緒に戦ってくださった。彼らに開幕戦以来の勝利をお届けできたことが何よりうれしい。
愛媛さんは勝てていない状況なので、ホームで死に物狂いで戦ってくると覚悟して臨んだ。石丸監督もいろいろと工夫されて、どういう入りをしてくるか、途中でどう変化を加えてこられるかという中、われわれが強みにしたいと思っているセットプレーで、風上から得点して先制できたことが大きかった。後半は風下になって、おそらく愛媛さんがより強度を高めてくる予想の中、前線の選手を1人増やして圧力をかけ、背後やクロスから何度かピンチになったが、濵田を中心にディフェンスラインや中盤も含めてセカンドボールを拾いながら、粘り強く、よく最後まで閉めてくれたと思う。
今日は選手の頑張りと、最後まで集中を切らさずに戦った結果、それによってわれわれに勝点3というご褒美をいただいたゲームだった。内容的にも、先制したことはよかったが、やはり2点目、そして複数得点を挙げていかないと、こうしてリードしていても前節の藤枝戦でそうだったように、最後の最後で失点して勝点3が1になるということが起こり得る。藤枝戦の教訓を生かせたところはよかったが、まだまだ足りない部分、守備のところでも攻撃のところでも課題がある。この経験を次のアウェイ大宮戦でも生かせるように、しっかりと準備して連勝できるよう頑張りたい。