【記者会見・総括】片野坂知宏監督「代わった選手も一所懸命やってくれているとは思うが」

 

今日は雨で寒さも戻ってきた中、山口の維新みらいふスタジアムまで大分のサポーターのみなさんに本当にたくさんお越しいただき、最後まで声を枯らしてわれわれとともに戦っていただいた。そのおかげでなんとか勝点1を取ることが出来たと思う。本来であれば勝利をプレゼントしたかったのだが、なかなか叶わないところ、勝ちきれないところは申し訳ない思いがある。

今日のゲームに関しては、どちらにもチャンスがあってどちらが勝点3を取るかという本当にちょっとしたところの戦いだった。山口さんは非常に攻守にハードワークされて、休ませてくれないフットボールをされる。われわれもそれをしっかりと管理しながら逆にチャンスを作りたいという狙いの中、何度かシュートまで持って行く、チャンスを作るというところまでは行けるのだが、やはり最後のフィニッシュのところまで行けなかったのが、まだまだ課題。ただ、そういう中、われわれの得点は山口さんを分析した中で狙いどおりのことが出来たので、そういうところはポジティブに、またチームとしても出来たところは継続しながら、勝点3を取れるよう、今日の課題、そしてまた次のゲームに向けても狙いを持って、選手とともにやっていきたい。

そして、今日も本当に強度の高い切り替えの早い試合だった中で、山口さんもそうだと思うがわれわれも、11人だけでは勝てない。選手層の厚みもあるが、代わる選手がどれだけチームを助けてくれるか、貢献してくれるか、本当にそういうところで今日のようなゲームを勝点3に繋げることが出来たり、しっかりと勝ち切ったりというふうになるのだと、今日あらためて感じた。代わった選手も一所懸命やってくれているとは思うが、まだまだそういう中での力というもの、チームを助けるということを、もうちょっと頑張ってやってほしい。全員がチーム一丸となっての勝つための準備と、試合に出たときにどれくらいやらなくてはならないかという責任と使命、そしてわれわれのヴィジョン、クラブの理念である「大分の活力になる」ということ。やはり大分トリニータを支えてくださっている方々に元気をもたらせるプレーをしなくてはならないと思う。そういうものを選手にも求めて、次こそホーム、そしてルヴァンカップもホームで出来るので、この連戦を勝ってリーグ戦に繋げていきたい。