【記者会見・総括】片野坂知宏監督「負けずによかったと思うのか、勝ちきれなかったと思うのか」

ホーム連戦だった今節、いわきさんに勝ち切ることが出来なかった。チャンスを作りながら1点が遠かったという悔しい思いと同時に、強度が高くやりづらい相手であるいわきさんに対して決定機を何度か作り勝点3に近づくシーンを作れたところはポジティブかなとも思う。守備でも集中してディフェンスラインを中心に全員がセカンドボールのバトルを含めて良いチャレンジをしてくれて、2試合連続クリーンシートで終えたことは良かったと思っている。
今日も1万人以上のファン、サポーターがわれわれの勝利を期待して足を運んでくださったのだが、そのおかげもあって負けずによかったと思うのか、勝ちきれなかったと思うのか…わたしの中では後者のほうが強いと、いまは感じている。
ただ、開幕からのホーム2連戦、選手たちはすごく良い準備をしてくれて、集中力高くタフに戦ってくれている。そのことを誇りに思うし選手に感謝したい。これをどれだけ継続していくかというところと、今日のスタートの11人だけではシーズンは戦えないと思うので、交代選手やバックアップメンバーを含めて、先発組を脅かしレギュラーを取るような準備とアピールを、選手全員で継続してもらいたい。
次は今季初めてのアウェイ戦。仙台さんとの戦いで、しかも宮城スタジアムでの開催。普段の仙台さんのスタジアムではないというところでも、ピッチの状況や移動や雰囲気といったものが変わってくると思うが、アウェイでも勝点を取ってこれるように、また少し短いが、いい準備をして戦っていきたい。