【記者会見・総括】片野坂知宏監督「まずは最高のかたちでスタートを切れた」

2025シーズンの開幕戦をホームで迎え、昨季までJ1で戦っていた札幌さんを相手にまずは最高のかたちでスタートを切れた。選手は1月6日から6週間しっかりとトレーニングして戦術を合わせ、それを遂行し、集中して切らさずプレーしてくれたと思う。本当に選手のおかげ。そして今日も1万4500人超のサポーターにスタジアムに足を運んでいただいて、その応援のおかげでこういう結果を得られたと思う。試合前にはたくさんのサポーターがチームバスを迎えてくださり、われわれに元気を与えてくれた。それにも鳥肌が立ったし、すごくありがたかった。やはりあの応援に応えなくてはならないという中、勝つことが出来て、あらためていろんな方々のおかげだと感じる。そういう方々にあらためてクラブの理念である「大分の活力となる」ということで応えられたことが、自分としてもうれしかったし良かったと安堵している。
札幌さんは新しい体制になられて、岩政監督がこれまでの札幌さんのフットボールにどういうふうに変化を加え、またパワーアップしてくるのか。やはりJ1で戦っていたチームなので非常に力があるだろうと覚悟して臨んだ。難しい局面もあったし危ない状況もあったのだが、前半を無失点でしのいだこと、そしてわれわれもカウンターを含めて何度かチャンスを作れたことが、選手にとっても自信になったのではないかと思う。
後半も、前半に粘り強く戦えたことをどれだけ最後まで90分間継続できるかというところで、セットプレーからだったがわれわれが先制したことが、選手のパワーにもなり今日の勝点3に繋がったのではないかと思う。あとは攻撃力のあるタレントのいる札幌さんを相手にクリーンシートで終えたこと。濵田太郎のビッグセーブもありつつ、選手は最後まで体を張って無失点に抑えたことが、非常に大きかった。これを次に繋げていきたい。
次はまたホーム連戦。非常に強度の高いタフないわきさん相手なので、われわれも今日のようにしっかりとピッチに立っている選手がコミュニケーションを取って最後まで粘り強く勝点3を求めて戦えるよう準備して、また喜び合えるようにやっていきたい。