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闘う言葉

【記者会見・総括】片野坂知宏監督「やらなくてはならないことはまだまだたくさんある」

 

まずは仙台さん、プレーオフ進出おめでとうございます。プレーオフ進出に値するチームだったと思うし、われわれは今季、苦しい状況だったが、仙台さんのような相手に対して今日も「いいゲーム」はしたかもしれないが、勝ち切るところの力強さ、徹底さ、そういうものは、やはり仙台さんのほうが上だった。これは1年間通して森山監督がこだわるところを徹底された成果だったのではないかと思う。わたし自身も今季、感じたもの、そして今日のゲームで得たものを、今後に生かしていかなくてはならないし、選手たちもいろいろと肌で感じた部分があると思うので、それぞれが自分に矢印を向けて成長に繋げてくれたらと思う。

ゲームは、われわれが3-4-2-1、仙台さんが4-4-2で、このズレのところをどちらが優位に運ぶかというところ。懸かっているものの重さは勝てばプレーオフ進出の可能性という仙台さんのほうが大きかったと思う。若干、お互いだったかもしれないが堅めに試合に入り、われわれのほうが少しペースを握るような展開になった。ただ、ほんの一瞬のところで先に失点してしまった。防げる失点だったと思うし、もったいなかったと思う。それが最後まで重くのしかかった。

後半はもっと自分たちのやりたいことにトライさせようと思ったのだが、球際の戦い、セカンドボールの拾い合い、カウンターを含めて仙台さんの勢いが上回った。やはり後半の入りの2失点目で難しくなったと思う。なんとか終了間際に1点返したが、反撃もちょっと遅く、逆転するところまではなかなか行けなかった。やはり今季の得点力の課題の部分や決定機を作るところを含め、自分たちがやらなくてはならないことはまだまだたくさんあると感じた。

今季の38試合が終わって、決して自分たちが納得するような順位や成績ではなかったが、これもわたし自身を含めて自分たちで招いたこと。このシーズンの経験を来季以降に生かして、今日の仙台さんのようにプレーオフ争いが出来るようなチームになるよう、しっかりと前を向いて選手とともにやっていきたい。