GK 32 濵田太郎「自分の特長を発揮できなかったのが悔しかった」
——9試合ぶりの出場だったが。
ひさびさの公式戦だった。控えに回った次の日から2ヶ月くらい怪我でプレーできる状態ではなかったところから、ようやくサッカーが出来るようになったのでうれしかったのだが、結果が出なかったので悔しい。流れを変えるためにGKを自分に代えたと思うのだが、流れを変えられなかったところに責任を感じている。
——天皇杯・京都戦の時点で復帰までまだ時間がかかると言っていたが、3日後の岡山戦でベンチ入りしたので驚いた。
西川が怪我したこともあり、岡山戦前日に復帰したばかりで1日しか練習してなかったのだがベンチ入りした。岡山戦時点では、出場できないことはないが万全ではない感じで、そこから徐々にコンディションを上げ、先週から全力でプレーできるようになった。
——ムン選手から濵田選手にGKを代えるという時点で、チームとして戦い方を変えるというメッセージもあったのでは。
180度変えるということではないが、自分の特長はシュートストップやロングフィードなので、そういう意味では少し変わったと思う。
——対山形の守備に関しては。
サイドからのクロスが多くなるということは分析でも言われていたし、前回対戦でもそういうシーンが多かったので、クロス対応に関してはつねに意識していた。練習してきた部分でやられてしまったのはまだ足りない部分があったということだと思う。
——2失点目の場面について。弾道は見えなかったようだった。
人数が少なくなった直後でも守れる状況ではあった。練習でもやっていたかたちで守ろうとしたが、相手にブロックされてプレーを阻まれてしまった。ボールはブラインドで見えなかった。でも、それで終わらせてしまってはダメで、ああいうのを自分が止められるようにしたい。練習しているし、それが自分の特長なので、そこを発揮できなかったのが悔しい場面だった。
——得点力不足と失点のバランスについてどう考えるか。
今日も失点する前にチャンスがあった中で、そのチャンスに決めきれれば守備陣も余裕を持って集中力を高めることが出来る。なので、守備だけでなく攻撃の部分も、自分も含めてもっと修正していきたい。