TORITENトリテン

闘う言葉

MF 26 保田堅心「ちょっと速いボールを入れようと球質を変えた」

 

——CK直接の同点弾は狙っていたのか。

狙いどおりのボールで、入ってよかった。今日は高さで分があったし(空中戦に強い)伊佐くんとかも入っていたので、事故が起きることも狙いながら、密集に向けて蹴るプランを増やしていた。それまでも2本くらい密集に向けて上げていたのだが、ふわっと上げると相手GKにパンチングされていたので、ちょっと速いボールを入れようと球質を変えたら入った。

——保田選手のストロングポイントが存分に出た試合だったのでは。

今日はマンツーマンで来る相手なので自分の良さが出るゲームになるとわかっていた。

——前節は2列目で、チーム全体が上手くいかず苦しかったと思うが、今節のダブルボランチでは。

相手もマンツーマンで来るし、なるべく(中川)寛斗くんと近い距離でパス交換しながら、クサビが入ったらどちらかが前に関わっていくといこうと話していた。ワンタッチプレーで剥がせたシーンも何度かあったし、前節の距離感の課題は改善できた。

——中川選手とのコンビは初めてだったが。

指示も出してくれるし距離感もよかったし、走れるしすごくカバーしてくれるので助けられた。

——鮎川選手とのワンツーの場面については。

『キャプテン翼』の岬くんと翼くんみたいでしたか?(笑)

——80分くらいからさらにギアを上げた感じがあったが、疲労は。

2万8000人超えの入場者数がバーンとヴィジョンに映し出されたのを見て、パワーが出た。こんなにたくさんのお客さんは初めての経験で楽しかった。それに寛斗くんが幅広く守備をカバーしてくれていたので、それにすごく助けられた。

——ボードに「オレが決める、主役はオレだ」と書いていたが。

全員が書くと聞いていたので、みんなと同じようなことを書いてもなーと思って大きく出てしまった(笑)。決めることが出来てよかった。でもマン・オブ・ザ・マッチは持っていかれた(笑)。松本怜賞をふたつもらったので、ひとつは助けてもらった寛斗くんにあげようかなと思っている。