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闘う言葉

【記者会見・総括】片野坂知宏監督「こういう拮抗したゲームをしぶとく勝利に繋げて」

 

今月のホームゲームは今日の熊本戦だけ。バトル・オブ・九州であり、お盆の連休の中、2万8000人を超えるファン、サポーターの方々がお越しくださり、本当にわれわれに最後まで声援を送って一緒に戦い、勝ち運を届けてくれた。おかげで今日の熊本戦は劇的勝利を得られたと思う。ホームでひさしぶりの勝利であり、こうしてたくさんの人が来場してくださっている中で勝点3を取れたことが本当にうれしく、ほっとしている。ただ、熊本さんも2000人を超えるサポーターにお越しいただき、本当に素晴らしい雰囲気を作っていただいた。九州ダービーということでお互い負けられないゲームだったと思うし、熊本さんも素晴らしいフットボールをしている中で、対戦にはすごく難しさがあった。

試合は2-1で勝つことが出来たが、どちらに転んでもおかしくないような内容だった。先制された中、熊本さんが次の1点を取っていれば、ひっくり返すのは難しい状況になっていたかもしれない。そこをなんとかしのぎ、いまわれわれはなかなか得点を挙げられていない中で、セットプレーで2発入れることが出来て、それが勝点3に繋がった。試合前から熊本さんはセットプレーで少しウィークなところがあるというのは選手も重々わかっていて、セットプレーの狙いもヘッドコーチの竹中がいろんな試行錯誤をして選手に伝え、選手がよく迫力を持って取ってくれたと思う。2点目もペレイラのひとつのアイデアだったが、それまでの折り返しや高さを生かすことが出来て、得点に繋げられたことが本当に良かった。

ゲーム内容としても、熊本さんの攻撃のボールの動かしは上手さがあるし、非常に嫌な立ち位置を取って、相手の背中をテンポよく突いて攻めてくる。そしてドリブルでの仕掛けもあり、怖さがあって対応が難しかったと思う。立ち上がりも何度かピンチがあったし、後半も点を取られたあとに2度ほど相手の決定機があったあと、なんとか体を張ったり少しのシュートミスに助けられたりして、本当に今日のゲームは運があったなと思う。

まだまだわれわれの強さというところには繋がっていないかもしれないが、こういう拮抗したゲームをしぶとく勝利に繋げ、また自信をつけながら、自分たちが目指したいフットボールを、90分の中で体現できるようにしていきたい。次の愛媛戦はアウェイだが、また勝って喜びあえるように、そして勝点を積み上げて自分たちの目標を少しでも達成できる可能性を高められるように、しっかりと準備していきたい。

 

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