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闘う言葉

DF 44 吉田真那斗「チームとして引きずり込まれてしまった感じ」

 

——暑かったと思うが。

湿度が高くキツかった。

——試合序盤には少しチームの狙いの片鱗が見えたのだが、次第に表現できなくなった。何があったのか。

こういうことはあまり言いたくないのだが、みんな暑さで足が動かなくなった。そんなことはあってはならない。でも、それが事実だと思う。

——全員のプレー精度も低かった。

水も撒かれておらずピッチがボコボコしていたので、自分たちの思うようなパスワークを出せなかった。

——割り切って前にボールを集めようという選択肢は。

後半になってからはそれをやりはじめたのだが、前半は自分たちがやりたいことを無理してやろうとし続けてしまった。

——中断期間に戦術を整理して臨んだはずだったが。

自分たちのやりたいことがある。ただ、どういうコンディションであってもそれを出来ないと勝つことは出来ないし、見に来てくれる人が満足できるようなゲームにはならないと思う。やるしかない。守備にしても攻撃にしても、準備してきたものはあるので、それをどう表現するかは本人にかかっている。

——対峙するサイドで新保選手がどんどん上がってきていた。駆け引きは。

キーマンだと思っていたので、そこは自分が上手く潰さなくてはならないし、こちらが攻めて相手を引かせるのも手だと思っていた。前半の最初は自分としても比較的上手く行っていたと思うし、そこでボール奪取してチャンスも作れていたので、それをもっと出来ないといけなかった。でも、1人だけが出来ていても意味がなく、全員が出来ていなくてはならない。

——新保選手と縦関係を組んだのが、今日は野寄選手だった。予想と違っていたかもしれないが影響は。

特に影響はなかった。誰が出ようと関係ないと自分は思っている。特徴は違えど、守備の鉄則ややるべきことは変わらないので、特に変わることはなかった。

——個人的には入りも良さそうだったのだが。

自分としては乗れたかなと思っていたのだが、なかなか上手く守備が出来なくなったり攻撃にテンポがなくなったりと、自分がというよりもチームとして、引きずり込まれてしまった感じだった。それで後半は立て直そうとして、自分たちとしても後半は悪い感じではなかったのだが、ああいうふうにセットプレーで失点するというのは、やはりまだまだだと思う。

——前にボールを入れてもすぐに相手に潰されていた。

関わりが少なかった。相手の守備のほうが良かったというよりも自分たちが遅かったのではないかと思う。何故だかわからないが、みんな走れていなかった。攻撃も守備も繋がれずにバラバラだった。前半がとにかくキツかった。

——中断期間に積み上げたものはまた次節以降、生かせそうか。

もちろんそこは生かさなくてはならない。(髙橋)大悟くんや自分が入ってきて、怪我人も戻ってきた中で、万全の状態にしていかなくてはならない。自分たちの目標はあくまでJ1昇格で、でもいまは残留争いをしているという現状を、僕たちは受け入れて進まなくてはならない。逆にサポーターの方々はそれを受け入れられないと思うので、やっぱり自分たちが表現しなくてはならないし、今日のようなゲームをしてはいけない。また来週はたくさんの人がスタジアムに来てくれると思うので、こんな情けない試合は出来ない。自分の体の限界を突破するくらい、やらないといけない。

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