【記者会見・総括】片野坂知宏監督「本当に『粘り強く』という言葉がふさわしい戦いだった」

ひさしぶりに勝つことが出来て、正直本当にうれしい。このハワイアンズスタジアムいわきに大分のサポーターがたくさん来てくださって最後まで声援を送っていただいたおかげで、なんとか勝ち越すことが出来て勝点3に繋がった。普段からサポーターの応援は本当にわれわれのパワーになるし、その声援にやっとなんとか応えることが出来たことは、よかったと思うしうれしい。

ゲームに関しては、われわれは前期、いわきさんに0-2で悔しい敗戦をして、ゲーム内容としても自分たちのフットボールというものを見直させられるようなものだった。いまわれわれがチャレンジしている戦術の部分で、今日は強いいわきさんを相手にどれだけチャレンジできるか、そういうものを準備して選手にも守備と攻撃の狙いを意識してもらった中で、選手は最後までタフに戦ってくれたと思う。

正直、今日のゲームはいわきさんにも勝つチャンスがあった。そしてわれわれが勝つことが出来た。どちらに転ぶかわからないようなゲームだったと思う。強度や前へのパワーのあるいわきさんが相手なので、選手も非常に大変だったと思う。本当に「粘り強く」という言葉がふさわしいくらいの戦いだった。今日は勝点3に繋がったが、こういうゲームを勝ち切ることで自信に繋げ、次の天皇杯、そして何よりホームでリーグ戦を勝つことが大事になってくる。中断前の対戦相手は清水さんということで、大変力のあるチーム。われわれが前期に戦ったときも敗戦した。そこからどれだけ成長しているかというところもチャレンジしたい。天皇杯とリーグ戦の連戦になるので、なんとか総力戦でホーム2戦をいい形で勝てるよう準備し、また喜び合えるようにやっていきたい。