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闘う言葉

FW 29 宇津元伸弥「多くのサポーターの目の前でこんなサッカーをしてはダメ」

 

——ミラーゲームで相手とがっちりマッチアップしていたが感触は。

もともと予想していたのとは違って森選手とのマッチアップだった。あまり背後を狙ってくる感じがなかったので、僕的には対応はしやすかった。ただ、前半の途中、20〜30分くらいで可変気味に中盤の選手が中に入ってきたので、そこはちょっと苦しめられたのだが、後半は僕たちの入りがよく、5バックでもすごくやりやすかった。

——ミラーゲームの中でお互いに攻撃でズレを作ろうとしている感じがあったが、相手の感じは。

栃木は栃木でこちらの立ち位置によって変化していて、悩んでいた部分は感じた。僕自身はちょっと自分が張り過ぎていたかなと思う。前半は右に偏重したシステムで、伊佐くんが背後を狙ってそこでセカンドボールを拾うというシーンが多かった。後半はノムくん(野村直輝)から僕へのスルーパスがあったように、もっと中に立って裏を取ってもよかったのかなというのが僕の中にある。後半にそういういい形を作れたので、前半からそういうのを見せられたらよかったという反省点がある。

——お互いに何がしたいのかが明確に見えないまま終わったら相手が2点取って勝っていたという印象。

自分自身としては決定機を外しているので悔しさが大きいのだが、チームとしてもちょっと、多くのサポーターの目の前でこんなサッカーをしてはダメだと思う。

——チャンスも作れていたしシュート数も12本だったのだが。

形としてはそうだった。なんで勝てなかったんだろうという感触もある。

——野村選手の浮き球に抜け出したシーンは惜しかった。

タッチがよかったのであとは左足で流し込もうと思ったのだが、丹野選手が出てくるタイミングが良く、僕自身も早く蹴らなければとちょっと焦ってしまった。

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