DF 23 小野俊輔「ベンチから先輩たちが声をかけてくれた」

 

——公式戦デビューだったが、振り返って。

緊張はあまりなく、とにかくいま自分が出来ることを精一杯やるだけだった。立ち上がりは上手く入れたが、まだ危ないシーンや自分の足りない部分、改善しなくてはならない部分がある。そういった個人の反省はまたあらためてするとして、いちばんはチームが勝てたことがよかった。次もリーグ戦に絡めるように頑張りたい。

——同期の木許選手と縦関係を組んだ感触は。

太賀とはアカデミーから一緒だったのでやりやすかったし、僕たちのサイドでチャンスも結構作れていた。すでに信頼関係があるのでスムーズにプレーできた。

——予想していたより落ち着いてプレーしているように見えた。

いつもリーグ戦に出ている選手たちがベンチにいたことが大きかった。前半はベンチ側のサイドにいたので、ベンチから先輩たちが声をかけてくれたので落ち着いてやれた。（長沢）駿くんとかドゥーくん（安藤智哉）とかもみんな声をかけてくれたので、すごく心強かった。

——いまはSBの層が薄くなっているので出場機会を得るチャンスでは。

そうですね。怪我人も多いので。今日、試合に出て少し「やれそうだな」という自信をつけることが出来た。90分出たかったなというのもあるが、次のリーグ栃木戦のメンバーにも食い込めるように、このチャンスを掴んでいきたい。

——チームがやっている可変的な動きはスムーズに出来たか。

僕は本職がCBなので僕が高い位置を取って仕掛けるよりも（佐藤）丈晟くんがいる左SBに高い位置を取らせて自分は最終ラインにいようと話していたのだが、それがあまり上手く行かず、結局自分が高い位置を取るようになって、ボールを受けてゴール前まで入ったりした（笑）。

——佐藤選手のほうが下がって守備をしていたが。

そうなんですよ、だからこれでいいのかなと思っていた（笑）。でもそれでハマっていたので、カタさん（片野坂知宏監督）にも「高い位置を取れ」と言われたし、崩せたりパスを出せたりに自分でも手応えを感じた。

——パーマはいつかけたのか。

昨日。ルーキー3人が同時に髪を切っていたが、示し合わせたわけではなく別々で、たまたま重なった。気合を入れすぎた（笑）。