FW 29 宇津元伸弥「より流動的にプレーできるようになった」

 

——試合を重ねるごとに宇津元選手の調子が上がっているように見える。

今日の前半に関しては、相手のSBがあまり動かない印象だったので、もっとそこに仕掛けてもよかったのかなと思っている。そうすれば（野嶽）惇也くんが空いてくると思うので、仕掛ける場面をもっと増やしてもいいと思った。

——ここ2試合は宇津元選手の動く範囲が広くなり、逆サイドまで行くようになっているが。

自分の体が勝手に動いている感じ。長沢駿くんたちから自由に動けと言われていて、僕が動いたスペースは惇也くんがカバーしてくれている。ノムくん（野村直輝）にも逆サイドまで来ていいし、中に入ったり自由に動いていいとアドバイスを受けていて、それで僕の中でいまは自由に動けている。そこで崩せれば中には駿くんや（渡邉）新太くんがいるので。

——少し前までは右サイドの3人で崩して宇津元選手は裏抜けを狙うかたちだったがそこが変わった。

そうですね。僕が張るだけでなく中に入ったりしてより流動的にプレーできるようになった。そういう動きでいま活性化できているので、これは続けていきたい。

——後半、相手ペースになってしまったいちばんの要因はどこだと思うか。

シンプルにし過ぎた。1個、2個剥がせればビルドアップは出来ていたので、CBが蹴る際にシンプル過ぎたのが要因だった。相手が2トップを代えてきた時点で前からのプレッシングはあると思っていた中で、そこを剥がせればボランチなどがフリーになれるので、もうちょっとそこでビルドアップしてもよかったのかなと思う。シンプルにやり過ぎたのが今日の引き分けの要因だと思う。