【記者会見・総括】片野坂知宏監督「非常に引き締まったゲームになったのではないか」
GWの最終日、長崎さんとのバトル・オブ・九州で、非常にエキサイティングな試合だった。われわれのサポーターも、長崎からも、たくさんの方に来ていただいて、素晴らしい雰囲気の中、レゾナックドーム大分でやらせていただいた。4日にラグビーの試合があったので、今日はピッチコンディションを心配していたのだが、グラウンドキーパーの方のおかげで良いピッチを準備していただき、本当に助かった。この場を借りて御礼申し上げます。
今日のゲームは前節のアウェイ甲府戦から中2日というタイトなスケジュールで、相手も非常に勢いのある長崎さんと、非常に厳しかった。この短い時間の中で、今日のゲームに向けても、選手たちは守備と攻撃のところで自分たちのフットボールにトライしてくれて、最後まで走り切って躍動してくれたと思う。
ひさしぶりに先発するメンバーも含め、前節から6人の先発を変更して、5人の選手が連戦になった。交代選手も含めて連戦の中、体に鞭を打って、チームの勝利のために戦ってくれたと思う。ロッカールームでも言ったが、その姿勢について本当に選手に感謝している。そういう姿勢はすごく大事なので、継続していこうと伝えた。
甲府戦もそうだったが、今日の長崎戦も、個のタレントを擁し、強度も質も高いチーム。そんな相手に対し、危ない場面もあったのだが、よく耐えて体を張って走り切って頑張ってくれた。いい守備からいい攻撃という形で、狙いどおり攻めてチャンスを築いたシーンも何度かあったのだが、長崎さんも集中を切らさずに守られて、非常に引き締まったゲームになったのではないかと思う。
われわれはいまホームで勝てていなかったので、まずは負けなかったこと。そして、強い長崎さん相手にも素晴らしいチャレンジが出来たことをポジティブに捉え、また次はホームで愛媛さんとのゲームになるので、今日のゲームを生かしながら、しっかりコンディションを回復させ、今度こそホームで勝てるゲームを出来るようにやっていきたい。