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闘う言葉

DF 34 藤原優大「こっちが1歩2歩、反応が早かった」

 

——ピーター・ウタカ選手の攻め残りが厄介だったのでは。

前半はカウンターや一発の背後へのボールで、ウタカ選手に5分のボールも全部持っていかれてしまうので、集中して、入るところは強く行った。かと言って、背後を突かれることを怖がらずに、ギリギリのところでやれていた。

——今日は相手にボールが入るとき相手の前に体を入れて守るシーンが多かった。

1対1の守備なら後ろから構えてファーストタッチを待ったりするのだが、基本的にはウタカ1人しか攻め残っていなくて、1人行っても後ろにカバーがいるので、ドゥーくん(安藤智哉)も自分もそれが出来た。

——安藤選手と関係性よく守れていた。

ウタカのところでのカウンターと、背後のところへのチャレンジ&カバーでなんとか対応していた。アダイウトンのところもドゥーくんがかなりカバーに行かなくてはならなかったので、しっかりスライドしようとずっと声を掛け合っていた。

——強力な攻撃陣が並ぶ甲府に対し失点1という結果については。

もっとプレスに行けたかなとも思う。90分の中ではピンチも絶対に何回かはあるが、そこで防げるかどうかで試合結果が分かれてくる。今日の失点は相手のスーパーゴールだったが、ああいう場面ももっと詰めなくてはならない。でも、そういう中で1失点に抑えたことはよかったとも思う。

——暑い中でタフなゲームだったが、最後まで集中していた。

特にペレ(ペレイラ)が入ってからは相手も攻めてきたが中で体を張れたのでよかった。でも、5バックでの守り方についてはもうちょっと詰めなくてはならない。

——特に前半は攻撃時に全員の立ち位置が工夫されていたが、後ろからの風景は。

僕からしたら、結構詰まっていたなという印象。(濵田)太郎くんがボールを持つ時間も長かった。そういうときは相手がいい守備をしていて、ボールを入れたいのに入れたら閉めてきそうなので、CBや中盤がボールを持つしかない。そういうイメージだった。持たされているという感じ。

——それで少し運んでから出すシーンも多かったのか。

そうですね。僕たちが長い時間ボールを持つことになると相手もセットしてしまう。ただ動かすだけで運べずにただボールを持たされるとセットされ、こちらがボールを動かしてまたセットされという繰り返しだった。ハーフタイムに背後が空いていると話したが、そこを見れていなかったのが反省点のひとつ。

——とは言っても今日はいいゲームが出来たのでは。

相手にもちょっと疲労が見えた中で、こっちが1歩2歩、反応が早かった。練習からそういう意識でやっているからこそ、試合でそれが出たと思う。

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