【記者会見・総括】片野坂知宏監督「勝ち切れたことがまた次の甲府戦に繋がる」
バトル・オブ・九州で、熊本さんのえがお健康スタジアムで勝つことが出来たことは、本当によかった。たくさんのサポーターが足を運んでくださり、われわれに最後までパワーを送ってくださって、なんとか勝ち切れた。ここ3試合、勝てていない状況だったので、なんとかこの流れを断ち切りたいという思いの中で準備をしてきた。熊本さんはミッドウィークにルヴァンカップの鳥栖戦を戦われての連戦ということで、メンバーを含めてどういったかたちで来るかというところを予想していたが、13時キックオフで30度近く気温が上がった中で、なんとかわれわれが最後まで粘り強く戦えたことで、ああいう結果に繋がってよかった。
熊本さんにとっては連戦で大変な状況だったと思う。大木監督はメンバーが代わっても熊本さんの戦い方を貫く方だし、攻撃では数的優位を作りながら前進し、背中を突いてコンビネーションを使ってくるのも予想どおりで、特に失点場面を含め、非常に難しいゲームだった。
熊本さんは前への矢印が強いチームで守備もハイプレスで来る傾向がある。われわれも得点しなければ勝点3に繋がらないし、今日のゲームは複数得点が必要になるだろうなという予想の中、2点取れたことはよかったと思うし、選手が準備してきたことを、熊本さんのプレスを認知した中でしっかりと攻撃を構築してチャンスを作ってくれたことが、このゲームの勝因になったと思う。
今日は暑い中、本当に大変なゲームではあったが、勝ち切れたことがまた次の甲府戦に繋がる。GWの2連戦は非常に強いチームとの対戦で難しいゲームが続くが、この勢いを次のアウェイ甲府戦でもまた継続しながら、勝てるゲームに繋げていきたい。