TORITENトリテン

闘う言葉

【記者会見・総括】片野坂知宏監督「トリニータの活躍をみなさんが期待しているんだと感じた」

 

まずは、ひさしぶりにドームで指揮を執らせていただいたこと。ピッチに立ってみたらすごく緊張した。そして、本当になつかしい感じもした。またここで指揮を執れる喜びも感じた。1万6000人を超えるサポーターに足を運んでいただいて、3連休の最終日でお忙しい時間だったかもしれないが、たくさん来ていただいたこともうれしいし、これだけトリニータの活躍をみなさんが期待しているんだということも感じた。それだけたくさんの観客がいる中でのひさしぶりの試合だったが、本当にパワーになるし、選手も本当に最後まで集中して出し切って戦ってくれたと思う。次のゲームもホームで強い横浜FCとの戦いなので、またたくさんの方にお越しいただき、われわれと一緒に戦っていただきたい。

試合前には西川幸之介の体調不良があってメンバーを変更し、濵田(太郎)のほうを先発に起用した。ホームということもあったので、急遽、ムン(キョンゴン)をベンチに入れて対応した。

仙台さんは昨季われわれに2勝していて、本当に難しい相手だった。監督も森山監督になられて、また新たなベガルタのフットボールを構築されている中だと思う。どういう戦い方をしてくるのかというのも少し予想しづらい状況だったが、なんとか選手もその中で対応しながらやってくれたと思う。

ひさしぶりの公式戦、またこれだけたくさんのファン、サポーターが来てくれた中で、選手も集中して気合が入っていた。開幕戦独特の緊張感もあって、ひとつのプレー、ひとつの対応のミスなどで、やはりピンチになるし痛い思いをするし、逆にそういうところを突くことが出来れば、チャンスや得点になる。公式戦の緊張感の中で、集中力のあるチームが上位に行く。そういう細かい部分をどれだけ突き詰めていけるかで勝敗が分かれるような勝負のゲームが今後も、残り37試合あるんだなと、試合が終わったあとにあらためて感じた。

選手とともにわれわれもまだまだ成長段階。わたしが考えているフットボールという意味でもパーフェクトなゲームは出来なかったのだが、これからまだまだ上げていきたいし、もっともっとアグレッシブなフットボールを見せて、ファンやサポーターの興奮を、熱狂を、生み出すような、そういうフットボールをしていきたい。