TORITENトリテン

闘う言葉

MF 7 梅崎司「今季を象徴しているんじゃないかと思う」

 

——前半は相手を圧倒した展開になった。

自分たちのリズムでやれていたと思う。最後のところは栃木さんも体を張ってやらせないということをしっかりしてきていたが、その中で先制点が取れたことはすごくよかった。

——後半、次第に相手にペースを明け渡したが、いちばんの要因は。

僕がピッチに立っているときはそんなに悪いとは思わなかった。相手がプレスを強めてくることはわかっていたし、その中でボールをつなぐところはしっかりつないで相手を押し込むことも出来ていた。チャンスも実際に作れていた。セットプレーのチャンスも多く取れていたので、そこで決めきれていればという感覚。

——本当にあとちょっと粘ればというゲームだった。

今季を象徴しているんじゃないかと思う。シモさん(下平隆宏監督)も言っていたが、やっぱりより主導権を握ってやり続けることが大事。それこそがこの2年間やってきたことなので、追求しなくてはならないしクオリティーも上げていかなくてはならない。僕自身ももっともっとクオリティーを上げなくてはならないと今日の試合でも感じた。最終的に、相手のストロングではあったが、人数も足りているわけだし、やっぱり緩い失点なのかなと僕は思ってしまう。攻撃の部分では2週間で準備して積み上げたものを出せた部分もあるが、そういうところも最後までやらなくてはならない。

——藤本選手、渡邉選手、野嶽選手が立て続けにシュートしたシーン。繋ぎのところを梅崎選手がやっていたが、落ち着いてボールを動かしていた。

もちろん自分にとってもチャンスではあったので、打ちたいなという思いもあったのだが、よりシュート確率の上がる選手へと繋ぐ判断をした。

——チームとしてはちょっと焦ってもったいないシュートが多かったように感じた。

そうですね、あれだけ押し込んでいたのでしっかり丁寧に繋げることは間違いなく必要だったと思う。でも1-0でリードしていたので、最後はしっかり守り切らなくてはならなかったし、そのための交代カードでもあった。