MF 7 梅崎司「相手が数的不利になったあとも集中した戦いを貫いた」

 

——今日の試合前には監督がいつもとは違って「目の前の相手に負けるな」しか言わなかったそうだが、戦術的準備はトレーニングでしっかり出来ていたということか。

はい。それもあると思う。それに加えて、ここ最近は4-4-2の同じような形の相手との対戦が続いていたので、シンプルでわかりやすかったのもある。

——立ち上がりから警告が多く、難しい試合になったと思うが、チームを落ち着かせるなどしたのか。

ビルドアップが不安定なところもあったので、上手く関わっていこうと思っていた。でも香川は一人で剥がしたり時間を作ったりということがすごく上手くて、僕らにとっても助かるプレーをたくさんしてくれていた。あれは練習から彼がやっているプレー。すごく助かった。

——相手が数的不利になった中で、追加点が取れなかったことについては。

もちろん課題だが、何より勝点3を取ることが最重要だった。今日はそれを達成できた。僕たちは勝ち続けるしかないので、どれだけ泥臭くても、どれだけ内容が悪くても、とにかく勝つ、そこに執着したい。その上で、勝つために内容を上げていく。やることをはっきりしていく。その循環でやっていく。

——今日の勝利がここからにもたらすものは。

間違いなくある。失点がずっと続いていて、今週も守備のところにフォーカスしながらトレーニングしてきた中で、結果的に相手にシュートを打たせなかった。相手が数的不利になったあとも集中した戦いを貫いて、無失点に抑えることが出来た。それが何より今後に繋がるポイントだと思う。