TORITENトリテン

特別なコンテンツを貴方に

トリテンでは、ここでしか見られないとっておきのクラブコンテンツを提供いたします。試合では見ることのできない選手の素顔、ゲーム解説、特別インタビューなど盛りだくさんの内容です。是非ご利用ください!

有料コンテンツのご紹介
闘う言葉

【記者会見】下平隆宏監督「いままでやってきたことの中からしっかり判断して前進できていた」

 

試合途中に入場者数が1万1000人と電光掲示板に表示されて、絶対に勝ったと思った。それくらい今日のゲームにかける思いは選手たちもわたし自身もあったし、ファン、サポーターもあったと思う。ここまで勝ち星なしが続いて苦しく、みんな本当に勝ちが欲しかった中で、ゲームの内容的にまだまだ課題はあるが、とにかく勝つことが出来た、ホームで1万1000人のサポーターの前で勝つことが出来た、そのことを本当にうれしく思う。

ゲームのほうは上手く先制できて、そこから相手のポジショニングの上手さでちょっとボールを持たれる時間帯もあったが、選手たちが我慢強く守備のところで対応してくれた。ボールを持たれる時間、苦しい時間も当然あるということも、選手たちが話し合って上手く対応してくれたと思う。ボールを持たれてゴール前付近までは来られるものの、そこまで危険なシーンは作られなかったと思う。ただ、逆にわれわれのカウンターやセットプレーなどチャンスは他にもあった中で決められないというところは、引き続き課題として残っているので、今後勝ち進んでいくためにはセットプレーを含めた得点力のところは、まだまだ改善の余地がある。本当にそこは上げていかなくては、今日は守りきれたが、簡単なゲームにはならないと思うので、攻撃力、得点力のところを含めて、また選手たちと積み上げていきたい。

——前節から先発メンバーが7人代わったが、意図は。

まずは怪我人が戻ってきていること。多少見切り発車の選手もいたが、まずは高木駿、ペレイラ。長沢駿は復帰後すぐにはコンディションが上がっていなかったが、そういった選手たちが戻ってきたこと。途中からは町田也真人も復帰した。今日の試合前のロッカールームでは選手たちが、またピッチに出てからはサポーターが本当に素晴らしい雰囲気を作ってくれていて、今日の勝利はみんなが望んでいたもので、みんなが準備してくれたものが出せた。そういう勝利だったと思っている。7人メンバーが代わった中で、本当にみんながそれぞれにいい仕事をしてくれたと思う。

——大幅なメンバー変更に「大鉈を振るった」という意味合いはあるのか。

ボランチは前々節に戻しただけだし、怪我人が戻ってきたというのもあるし、あとはちょっと刺激を入れるという意味もあった。全体のコンディションが少し上がってきているということ。ただ、今日も中川がちょっと負傷したので、検査してみないとまだわからないが、少し心配している。

——このメンバーで勝てたことに意味は。

基本的にはつねに競争なので、今日のメンバーが次もそのまま行くとか限らない。しっかりチーム内で競争して、いちばんコンディションのいい選手を見極めて起用していく。

——今日はひさしぶりに相手のプレスをいなしながらボールを動かす時間帯が多くなった。立ち位置も相手と駆け引きしながら戦っていたが、どういう準備をしたのか。

システムのところは怪我人の状況やいろいろあって3枚で行こうというところでスタートした。ビルドアップの立ち位置については特に今週は練習しておらず、いままでやってきたものプラス、単純に言えば少しメンバーが変わっていることもあって、長いボールを使うのかフリーマンからビルドアップしていくのかというところのメリハリも、選手たちが非常によくやってくれていた。立ち位置どうこうというトレーニングはせず、今日のゲームは選手が自分たちで、いままでやってきたことの中からしっかり判断して、それぞれにその場の状況に応じた立ち位置を取って前進できていた。こういうかたちになるのが僕もベストだと思っている。もちろんまだまだ精度は低いが、今日はそういうかたちが出せたのではないかと思う。

——後半途中から上夷選手を左WBに回したが、相手の右WBが突破力のある選手に交代したことへの対策か。

結果的に上夷が入ったが、高畑が保てばそのまま行こうというプランだった。仮に同点にされたら宇津元をそちらに回すとか、守備的に行くのだったら上夷とかという選択肢があったのだが、単純に高畑が足をつらせたからの交代だった。上夷に前もって左WBでの準備はさせていなかった。

——相手が新戦力5人をベンチに入れていて展開が予想しづらかったと思うが、後半のプランについてどのくらい準備できていたのか。

相手がどうというよりはその場その場の状況判断が大事ということを今週は特に言ってきて、実際、選手たちにしても相手についてはどういう特徴の選手かを詳しくは把握していない中でプレーしなくてはならなかったので、そういった意味でもしっかり対応してくれたと思う。也真人を入れたタイミングで5-3-2のような形にして、守備のところもそれで落ち着き、みんなが冷静に対応してくれた。

——移籍後初ゴールの鮎川選手について評価を。

本人はグイグイと表に出るような性格ではないし、チームに馴染んでいないわけではないが、なかなかグッと輪に入れていないのではないかとちょっと心配してもいた。だが、今日スターティングメンバーに入り、得点して、その後も仕掛けたりと彼が持っている本来の力をすごく出してくれたので、まずはチームの一員になってくれたという感じがあってよかったと思っている。ここからまた競争があるが、せっかく大分に来たので、どんどん成長してほしいと思う選手。

特別なコンテンツを貴方に

トリテンでは、ここでしか見られないとっておきのクラブコンテンツを提供いたします。試合では見ることのできない選手の素顔、ゲーム解説、特別インタビューなど盛りだくさんの内容です。是非ご利用ください!

有料コンテンツのご紹介