DF 25 安藤智哉「ボールを動かすリズムがなかなか出なかった」

 

——裏を狙う意識はあってもそこで潰され、つなぐことも出来なかった。どう見えていたか。

相手は人に人にと捕まえてきている感じで、特に間もスペースがなく、そうなると遊びのパスを間につけるのもひとつだが、だいぶ相手が球際に来ていた。ボールを動かすリズムがなかなか出なかった。出して動き直してという基礎的なことや細かいポジショニングが出来なかった。前半ちょっと偏っている感じがあったので、監督から「2トップの真ん中に立ってほしい」と指示が出た。そういうところをもっと自分たちで前半のうちに修正できればと、たらればだが思う。次に向けて切り替えるしかない。

——試合後のロッカールームではどういう話を。

上を向いてやるしかないと。高木駿くんは「町田戦と同じ雰囲気を外から見ていて感じた」と。その町田戦の敗戦があっての今日だったのに、同じことを繰り返している。もう一度、全員でやっていかなくてはならない。同じミスを犯してはならない。

——最前線で見える景色は。

とりあえず体を張って味方にこぼす、ファウルをもらうということは前にいたチームでもやっていたのだが、今日はなかなか上手くいかなかった。

——アディショナルタイムに入ってからは左に流れて受けていたが、中を固められていたからか。

真ん中には長沢駿くんとデルランがいてペレイラもいたので、自分は折り返すほうにまわった。ちょっと角度を変える意図でやっていた。

——唐突だが、闘莉王さんは好きか。

好き。僕の出身地の名古屋でもプレーしていて、憧れだった。ただ、自分が上がるということは負けている状況なのでそれは避けたいし、まずは守備の選手として、無失点で終わることもここ最近は出来ていないので、今日のような失点がないようにしたい。