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闘う言葉

MF 8 町田也真人「活躍できなかった悔しさのほうが勝って涙が出た」

 

——5年越しの古巣対戦だったが。

今日の自分は本当にダメだった。いままであまり緊張したことはないのだが、ちょっと緊張した。特別な思いがあるとは言ったが、ただ古巣が相手であるというだけの認識で試合に入った。でもすごく調子が悪い感じがした。

アップしにピッチに入ったときに、僕はサブスタートなのに、大分のサポーターがいちばん最初に僕のコールをしてくれた。そこにあたたかさを感じてちょっと心が動いていた。今日は本当に活躍したかった。千葉と対戦してうれしかったのもあるけど、後半の頭から使ってもらったにもかかわらず、自分のプレーが出来ずにチームを助けることが出来なかった。なんだかしっくり来なくて、そのままずるずると修正できなかった45分間だった。

——それはどのへんで感じたのか。

いつもと違う感覚が自分の中であって、試合に入り込めていないような感じだった。ピッチに入ったときからビルドアップがチームであまりうまく行っていなくて、どう繋げばいいんだろうという感覚があったと思うので、少し押し込まなくてはならないかなと思いつつ。相手が4バックで、こちらが準備していたのと違っていたところを、結局上手く修正できなかった。

——ハーフタイム明けだと相手がどういう修正をしてくるかわからない。それでも途中から入るよりやりやすいのか。

途中から入るよりは頭から入ったほうが試合には入れるかなと自分では思っている。上手くビルドアップが回らないなという感覚だった。

——野村選手と位置を入れ替わっていたが。

監督から指示があった。意図は聞いていないが、前半から左のところで守備があまり上手くいっていなかった中で、多分自分をチョイスして押し込みたいという狙いがあったのだと思うが、なかなかそれが出来なかったので入れ替えたのか…聞いていないのでわからないが。

——それでも試合には勝利した。

そこですね。いまはちょっと内容もあまりついていない感じがするが、結果はついてきているので、徐々に内容がともなってくるようにしたい。

——ここから攻撃面に関して、個人的にどういうところをテコ入れしていきたいか。

ビルドアップをもっとスムーズに出来るようにという話もしているし、そこからなるべく相手陣地、相手ペナルティーエリア付近でボールを持つ時間が増えてくれば、自ずと自分の出場時間も増えてくるだろうし、そういうところで時間を作ったり違いを作れるようにしたいと、個人的には思っている。

——前節の清水戦からの今日の戦いについては。

もうちょっと改善していかなくてはならない。相手にボールを持たれる時間が多かった。プレスに行けないという感覚が今日は多分あったから、「行けない」じゃなく「行く」というスタイルにしようという話も出ている。

——千葉のサポーターに挨拶は。

試合後に挨拶に行った。でも活躍できなかったので、そっちの悔しさのほうが勝って涙が出た。ここからスタメンにも絡んでいかなくてはならない中で、後半頭から使ってもらったにもかかわらずというのが、結構自分の中では大きくて、悔し涙が出た。

——ひとまず5年越しの古巣戦で勝利。

でもなんだかすっきりしないッスね(苦笑)。ひさしぶりに泣いた。

——6月にフクアリでリベンジを。

そこでは違う涙を流したいですね。今日は「みんなにスミマセン…」という感じの涙だったので(笑)。

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