DF 19 上夷克典「無失点で終われたことはみんなの自信になる」

 

——最近は練習ではボランチをやっていたが、急遽CBの真ん中での出場となったと思うが。

3バックの真ん中も練習でちょいちょいやっていて、ある程度の感覚は残っていたので、不安はあったが意外にすんなり入れた。あの位置で90分間プレーしたことがなく初めてだった。勝ててよかった。

——後半、プレスの勢いが落ちてから相手がシステムを変え、結構厄介な時間帯が続いたのでは。

試合の中で変えられればよかったのだが、苦しい展開になった。みんなで焦れずに最後まで守り切れたので今日のところはよかったと思う。また次の試合に向けて1週間いい準備をしていかなくてはならない。

——少し苦しい時間帯にセットプレーで1点取れて、チームの雰囲気は。

もう1回、0-0ときのような感じで前から行こうとみんなで意思疎通できた。

——そこから疲労して構えて守る形に変えたと思うが。

西川とか野嶽とかと話した中で、いまはちょっと前から行ける雰囲気ではないということになり、構えるかたちにした。

——デルランもペレイラも人につくタイプ。相手外国籍選手が流動的に動く中、どう統率したのか。

ペレやデルランが人についていったところでサイドから走られるというのは練習中から結構あることなので、その抜け出しにも注意していた。あとは中盤から抜け出してくる選手も見ながら守っていた。ペレイラは昨季から一緒に出場したりして日本語もよく通じるのだが、デルランはまだちょっと大変。

——昨季まで左CBをやっていた三竿雄斗選手とは違うタイプだが。

デルランは空中戦に強いし、逆サイドに飛ばしたり背後に落としたりするボールは上手いと思う。

——相手のミスに助けられた場面もあったが、ピンチに陥った要因は。

それもサイドを突かれた形。チームとして修正していかなくてはならない形。

——次につながりそうな今節の収穫は。

無失点で終われたことはみんなの自信になる。これだけ観客が入った中で勝てたので、次もいい準備をしていい雰囲気で勝ちたい。

——練習でボランチをやってみての感触は。

昔の経験を思い出しながらやっている。練習でも徐々に慣れてきた。