MF 8 町田也真人「あれだけあったチャンスを決め切れなかったところを反省したい」

 

——試合を振り返って。

個人的には前半立ち上がり、すごくいい入りが出来たと思っているので、攻撃陣の一人として、あれだけあったチャンスを決め切れなかったところを反省したい。サム（サムエル）や梅さん（梅崎司）がボックスの中で体を預けて待ってくれていたので、そこに進入してという感じで、奥行きのある攻撃が出来ていた。テンポもよかった。そこで決めきれなかったのが痛かった。

——ここ数年の大分では見られなかったくらいゴール前に人が傾れ込んでいた。点は取れなかったが収穫もあったのでは。

そうですよね。プレーしていても気持ちよく、いい距離感で出来ていた。個人的にはボールの回し方とか、攻撃時の可変もすごくよかったと思っている。僕個人としてはすごくやりやすかった。

いまは2トップにしたり1トップにしたり、選手の特性で監督たちコーチングスタッフが考えてくれているのだが、それに加えて、選手もプレーしながら攻撃のときにそれがハマったら2トップからちょっと下りてシャドーになったりトップ下になったりと、やりながら変えていけるようになればいいなと思う。

——そういう部分は積み上げの中で育ってきているのか。

育っていると思うし、誰かが下りたりしてポジションが空くと他の誰かがそこに入ってどんどん回っている。そういうことが出来る選手が増えてきている印象がある。

——デュエルから抜け出されてカウンターを受ける場面が多かった。

今季は特にカウンターを食らうことが多い。リスクマネジメントもかなりやっているのだが、それでもカウンターを受けてしまうのは失い方の問題が大きいと思うので気をつけたい。ただ、シュートの跳ね返りなどに関しては、失い方というよりはこぼれた位置で変わってくる。切り替わる瞬間にボールを取り続けていれば攻撃を続けることが出来るのだが、どうしても何本か取り切れないシーンがあるので、中盤の一人としてはもっと早く切り替えなくてはならないと思う。

——中4日で次節・秋田戦。どう戦うか。

自分たちが勇気を持てば、ボールはしっかり握れると思う。選手ひとりひとりが勇気を持つことが大事。今日は（保田）堅心が途中で交代したが、そういう若い選手を助けてあげるのも自分たちの役目で、今日はそこを助けきれなかったことをすごく反省している。あそこは要となるポジションなので、もっと気持ちよく楽しく「ボールを受けたい」と思わせるようにサポートしたい。それを僕だけではなくひとりひとりがもっと出来れば若い力も出てくるし、それに負けないようにと年上の選手にも相乗効果が出てくるはず。そこが次節の秋田戦では大事だと、個人的には思っている。