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闘う言葉

MF 11 下田北斗「もっとチーム全体としてゴールをどう狙っていくか」

 

——今週は守備を重点的に修正して臨んだということだったが。

前節は裏の対応のところで1本のパスで失点してしまったので、そことセットプレーのところは集中しようと、チームみんなで意識していた。裏を取られることはなかったし、対応できていたと思う。ただ、後半立ち上がりの最初の10分くらいでもったいない失点をして、自分たちで苦しくしてしまった。

——後半にボールを動かせなくなった時間帯があったが、何が起きていたのか。

後半の最初に失点して、自分たちが落ち込んでしまったところで相手が勢いづき、10分ほど苦しい時間帯があった。まずはああいうシーンを作らないよう、立ち上がりに失点しないように反省しなくてはならない。そのあと30分くらいで盛り返し、チャンスも作れていた中で、なかなか点を取りきれなかった。

——相手が3-4-2-1で来ることは予想していなかったと思うが、試合中にも立ち位置の駆け引きなどがあった中で、どのように戦っていたか。

メンバーを見て相手が3-4-2-1かなというのもありえるという予測をミーティングでしていた。相手が3枚で前線からプレッシャーをかけてくるなら1枚下りて4枚で相手の足を止めるということも計算に入れながらやっていたので、そこまでストレスはなかった。

——前回対戦の経験が生きたりもしたのか。

シーズンを戦っていく中で、自分たちもいろんなシステムをやっているし、相手によってもシステムが違うので、チーム全体の経験として、そういうところで慌てないのだと思う。

——WBの裏を突き合うサイドの主導権争いで、手応えは。

僕たちも前半少しWBが押し込まれて、僕たちの裏を相手も狙っていたので、後半の最後のようにもっと高い位置で相手を押し込めると、僕たちももっと相手の陣地でサッカーが出来る。そこのやりあいだった。

——最後のゴールシーンはゴリ押しでも行けるという、このチームとしての拠りどころでもあるのか。

サムエルはパワーがあるし、個人で打開してくれるのはチームとして助かるところではある。とは言いつつ、もっとチーム全体としてゴールをどう狙っていくか。クロスが入るところまでは来ているのだが、もうひとつ深いところまで進入するのかとか、どこで相手を仕留めるかという、チーム全体で攻撃の最後のスイッチの共有を、もっとしていかなくてはならない。

——クロスは入るが最後のところは相手守備陣も割らせてくれなかった。

相手も最後、クロスに対しては5バックで中を固めて守ってきていたし、それだけでなくコンビネーションを使って崩せるようになると、相手もより嫌になると思う。狙いを合わせていかなくては、縦パスはカウンターを食らう要因にもなるので、全員で意図を合わせ、中からも攻められるような攻撃をしていきたい。

——勝点1という結果をどう捉えるか。

僕たちが欲しいのは勝点3なので、満足できるものではない。

 

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