【記者会見】下平隆宏監督「最後にひと刺し出来ればと思っていたが」
中3日で非常に暑い中でのタフなゲームで、両チームとも選手たちに疲労感があった。厳しいゲームだったと思う。結果も0-0と痛み分けで、主導権も握ったり握られたり、チャンスがあったりピンチがあったりの中、最後にひと刺し出来ればと思っていたが、得点できなかったのが残念だった。
ただ、ピンチに遭ってもしっかり自分たちで体を投げ出したり、絶対に決めさせないという執念というか、いままでにはなかった粘り強さというものがすごく見えたので、そういったところを高く評価して次につなげたい。この連戦で、アウェイで勝点1取れたことをポジティブに考えて、また次の準備をしていきたい。
最後に、この暑い中、大分から本当にたくさんのファン、サポーターに来ていただいて本当にありがたかった。また次に頑張るので応援よろしくお願いします。
——なかなか3連勝できないもどかしさもあるかと思うが。
波に乗って上位に入っていくためには、いままで2連勝止まりなので、なにがなんでも3連勝だという話をして、選手たちもよく準備してくれたのだが、それが取れなかったのが残念。ただ、タフに戦ってくれたところはよかったと思っている。
——お互い左サイドからの攻撃が多くなった中で相手にだいぶクロスを許したがどう見ていたか。
決定機を作られていたし、作られ方も自分たちのミスからだとか、少しもったいないところから持っていかれているところもあった。今日は本当にミスが多かったゲームだなと思っているので、疲労感はあったにしても、精度や質は上げなくてはならないと思っている。
——少しずつ怪我人も復帰しているようだが、現在のチーム全体のコンディションは。
怪我人は戻りつつあるが、また今日のゲームで何人か怪我人が出た可能性もあるので、そこはなんとも言い難い。プラスマイナスゼロなのか、マイナスなのかプラスなのかも、ドクターの診断を待たなくてはまだわからない。
——この試合をポジティブに捉えるとのことだったが、それを踏まえて次節に向けて。
まずあれだけピンチがあった中で最後まで体を投げ出して無失点で抑えられたことには執念を感じた。ひさびさに高木駿のビッグセーブもあった。そういうところをプラス材料として、今度はホームでファンやサポーターの声援を力に、岡山に勝ちたい。