【記者会見】下平隆宏監督「追いつく、もしくは逆転まで持っていくにはちょっとパワー不足だった」

 

大事な一戦で、勝てば後半戦に弾みがつくゲームだったが、結果として1-2で悔しい敗戦だった。新潟さんはポゼッションが得意で、ボールを持たせるとなかなか返ってこない攻撃力のあるチーム。そういうチームに対して、選手たちは果敢に守備に挑んでくれた。ゲームのほうも五分五分、もしくはわれわれのペースになるかと思われたのだが、特に2失点目はアンラッキーなかたちだったり、1点目にしてもそうだが、やはり失点のところは少し緩かった。得点のほうは長沢が1点取ったが、ほかにも決め切るチャンスがあったり少しオフサイドになってしまったり。最後は本当にどっちに転がってもおかしくないゲームだったと思うのだが、それをわれわれが手繰り寄せることが出来なかったことが非常に悔しい。これで一旦、前半戦が終わったので、後半、またしっかり巻き返しが出来るよう、選手たちと準備したい。

——互いに攻撃を潰しあった中で、前半は相手の守備の前に精度が落ちた。サイド攻撃に関しては。

サイドのところではどんどん仕掛けられるスペースもあるし、そういう頻度もあったと思う。もちろん精度の問題、あとは中に入ってからもちょっとズレがあったのかなと思う。

——松本選手と長沢選手を入れて以降はサイド攻撃が機能するようになった。終盤について。

途中から長沢と松本が入って、点が取れたこともあるし、特に左サイドが活性化された。あとは（下田）北斗とウメ（梅崎司）も入ってというところで。チャンスもあったときにあそこで追いつく、もしくは逆転まで持っていけたらと思ったが、もうちょっとパワー不足だった。

——アグレッシブな守備だが2失点したことについて。

今日は対新潟というところでああいう守備の仕方をした。基本的に新潟はボールをつないで一枚一枚剥がしたがり、ロングボールを蹴るのを嫌がるチームなので、前から捕まえにいくことで蹴らせる選択という相手の嫌がることをさせた。そこはよくやってくれたと思うのだが、当然リスクもある中で、失点してしまったのはもちろん悔しい。