MF 11 下田北斗「僕が中盤でしっかりコントロールできればよかった」
——今季初のクリーンシートについて。
それはよかったが、内容的にはまったく満足できるものではなかった。個人的には何も満足していない。
——今週の守備強化のトレーニングとは。
しっかり4-4-2のブロックを組んで中に入れさせず外回しさせようという意識を高めた。それでも結構、間に入れられたところもあった。それでも無失点で終われたことは、最後のところで全員で体を張った結果で、それはよかったのではないかと思う。もう少しみんなで上手くやれたら、そして僕が中盤でしっかりゲームをコントロールできればよかった。
——守備意識が強くなって攻撃の勢いが落ちたりもしたのか。
そういうわけでもないが、前半はブロックを構えると少し後ろに重くなってしまうところがあった。僕たちボランチが後ろからもう少し前に出ていき、後半のように少しリスクを負ってでも前から行ったほうがボールを回収できる雰囲気があったので、そこの判断ミスがあったと思う。ビルドアップのところで、どこでサッカーをするのかというところが、正直ちょっと無駄が多いと感じている。
——CKからの得点について。
スカウティングのところでオカさん(岡山一成コーチ)がオーガナイズしてくれて、相手の特徴と自分たちの状況を兼ね合わせてショートCKをやろうと決めた。伊佐が折り返して(長沢)駿くんが決めてくれた。
——徳島は5試合ぶりに失点したかたちだが、堅守だったという印象か。
そもそも自分たちが意図した形の攻撃が出来ていなかった。それは相手に上手くハメられてしまったということで、そういった点では難しかったと思う。
——SHのところでのロストが多かった印象だが、相手の立ち位置との兼ね合いがあったのか。
そうですね。ちょっと後ろに重くなって、僕たちがSHに上手くサポートできない状況もあり、それでFWとの距離が開いてしまった。SHのせいではなく、チーム全員でどうボールを運ぶかというところが上手く出来ていないから。僕もたくさんボールを失ったし、難しかったところかと思う。
——これで9連戦がはじまったが。
一つ目で勝てるとチームとしても乗ると思うし、今日もホームで本当にたくさんのサポーターがいる中で、前半は特に不甲斐ない内容を見せてしまって情けなかったが、厳しい戦いの中でもセットプレーで得点して勝てるというひとつの勝ち方のバリエーションを持てたことは、チームとして自信になっていく。もっと精度を高めていかなくてはならないが、しっかりブロックを組むというような、いろんな戦い方が出来ることは大事だと思う。みんなで使い分けていきたい。