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闘う言葉

【記者会見】下平隆宏監督「失点はあるが3点取れたことが何よりだった」

 

まず、上位の仙台さんに勝ったことをうれしく思う。ルヴァンカップでは雨の大阪で6失点し、応援に来てくれたサポーターの方々に本当に申し訳ないゲームをしてしまって、あんな試合は二度としてはいけないと、選手たちとリカバリーして来た。その中での今日の試合で、仙台まで応援に来てくれたサポーターに勝点3を届けられたことをまず、うれしく思う。選手たちの頑張りに感謝したい。

ゲームとしては、正直なところもう少しボールを持ってコントロールしたいところもあったが、守備を特に重視して、持たれる時間帯を耐える時間帯に変えるということを実践しながら、チャンスが来ればしっかりとボールを持って攻撃するというところで、ミスもあったが選手たちはそれを実行してくれた。途中から入った(エドゥアルド・)ネットが試合を決定づけるような仕事をしてくれたのが非常に大きかった。

——クリーンシートにはならなかったが、守備の評価は。

今季はクリーンシートの試合がまだ一度もないので、本当に無失点で終わりたかった。失点に関しては多少アンラッキーな形だったが、また修正していきたい。失点はあるが今日3点取れたことが何よりだったと思う。

——失点が多かった頃に比べて攻撃でも勝負のパスが増えたように思うが、関連は。

どうですかね…もちろん守備の練習はやってきたのだが、システムを変え立ち位置を変えているところもあり、2トップにしっかり収めてもらうというところで積極的に2人を使っていこうということを、チームとして徹底しているので、そういうところが出たのかなと思う。

——流れが仙台に傾いたとき、まだチームに合流して間もないネット選手を投入した意図は。

相手が3バックに変えて、特に効果的な攻撃を受けていたわけではないのに失点してしまって非常に悪い流れだったので、なにか手を打たなくてはというところで。ネットはトレーニングから、彼にボールが入ると落ち着くので、相手に奪われずテンポを作れる。そういう意味でボールを持って流れを引き戻したりというところを期待して投入したのだが、予想外の仕事もしてくれたので驚いた。