DF 3 三竿雄斗「勝ち癖をつけ、勝つ雰囲気を作っていかなくては」
——今季、新戦術にトライしていて、まだ結果が出ていないことについて。
まず、やろうとしていることは間違っていないし、みんな意欲的に取り組んでいると思うのだが、いちばん大事な部分、シュートを簡単に打たせないとか、切り替えを早くするとか、相手より走るとかいった当たり前の部分で負けているかなという印象。球際もそう。いいサッカーをすることが目的ではないので、まずはそういう本質的な部分を、まだ整理できていないと感じている。
——この厳しい過密日程もその部分に影響しているのでは。
いや、厳しいとかではなく、やらなきゃいけない。本当にJ1に昇格したいのだったら、やらされるのではなく、もっと能動的に、自分から、一人ひとりがやらなきゃいけない。
——PK判定により追う立場になったことで前がかりにならざるを得なかったというのは、試合展開も不運だったと思うが。
PKの場面については映像はまだ見ていないが、レフェリーも間違いをおかすこともあるだろうから仕方ないとして、後半に自分たちが勢いを出さなくてはならない時間帯にまた失点してしまったので、そこがすべてかなと。自分もクリスに走り負けたし、そういう部分が差になって出てくるのかなと思う。
——ああいう展開の中でこのスタイルを貫くと、リスクも多く負うことになるのでは。
このスタイルというよりは、ボールを持つことが前提なので。今日の自分もそうだが、簡単に失いすぎというか。ボールを失うことに対する責任感。それは技術的な部分なのか気持ちの部分なのか、簡単に失いすぎだと思う。本当にこのサッカーを突き詰めてやるのだったら、もっと質を上げていかなくてはならないし、練習からもっと要求しあって高めていくしかない。
——今後に向けて。
本当に、やるしかない。リーグ戦残り38試合とルヴァンカップもあるので、チームとして勝ち癖をつけ、勝つ雰囲気を作っていかなくてはならない。自分もそうだしみんなでやっていくしかない。強い気持ちを持って、また切り替えてやっていきたい。