TORITENトリテン

闘う言葉

MF 11 下田北斗「どこでパワーを出すかが大事になってくる」

 

——いい内容の試合を続けていて、なかなか勝点3が取れていない。もどかしさは。

取れないということは自分たちの実力が足りていないということ。攻撃にしても守備にしてもいろんなところに目を向けていかなくてはならない。

ボールを保持している時間は長かったのだが、目的が保持になると最後のところでなかなか迫力が出ない。今日も何回かチャンスがあったが、5回チャンスがあって点が入らないのなら、10回、20回と決定的なチャンスを作らなくてはならないし、そういうところに目を向けていかなくてはならない。保持するのは最低限というか、当たり前のことにしていかないと。いまはまだそこに力を割いてしまっている状況なのかなと、やりながら感じている。

——上手く後方で数的優位を作って相手の背後を突いて運べてはいるのだが、肝心のゴール前で優位な状況を作れていないところが課題として出た。

相手も最後のところをやらせないよう固めてくるが、最後での人数の掛け方とか、どこでパワーを出すかというのがいちばん大事になってくる。最後のゴール前のところは、チームとしての質もあるが個人個人の質も大事になってきて、チームとしてのやり方を共有するところもあるが、個のアイデアもゴール前での質になってくる。ちょっと個に依存するところもなくてはならない部分。当然、チームとしての狙いはあるし、それをみんなで表現しようとしているのだが、最後の精度などは個人によるところも大きいので、そこもやらなくてはならない。やるべきことは多い。

——選手間で話したことは。

ビルドアップのやり方についても話したし、いいシュートチャンスをもっと作るということ。チャンスはあったのだが、本当のビッグチャンス、あとは決めるだけという形を作れたのは2、3回だけ。もう少し、横パスして点が入るようなところまで突き詰める必要があるのかなと思う。

——前段階のビルドアップ部分なのか、前線の選手たちの動きの質なのか。

そこは両方。前段階でパワーを割き過ぎると、最後のところに人数がかからなくなって苦しくなるところもあると思うし、最初のゴール前のところからつながっているという意識を全員が持つことが大事だと思う。